白昼社より9月に発行される文藝誌オートカクテル2015に、「ナイフのベクトル」と言う掌編を寄稿しました。
詳細は以下の通りです。

文藝誌オートカクテル2015
特集:耽美
9月発売・文学フリマ大阪・B6版
小説・詩・俳句・短歌・散文・映画評・書評、を掲載予定です。

赤木杏
伊藤なむあひ
eb
恣意セシル
霜月ミツカ
水銀
なかの真実(装丁画)
にゃんしー
馬場めぐみ(歌人)
ひのはらみめい(そにっくなーす)
深森亜未森(意匠)
牟礼鯨(俳人)
山本清風
泉由良(執筆 / 編修)

価格等の詳細がわかりましたら、またお知らせいたしますね。

今回は久しぶりに、過去に書いた詩をベースにお話を編んでみました。
処女短編集「ハルシオン」収録の「アカツキ」、その次に発表した中編「赤猫」、
昨年の春に出した短編集「春の在りか」収録の「春待ち」などもそうなのですが、
そのうちに自分の詩を自分で小説に組み直したお話を集めた短編集なんか作ってもよさそうだなあと思ったりもしています。

何はともあれ、「オートカクテル2015」、乞うご期待!
明けましておめでとうございます。
を、すっかりいいそびれたまま4月になってました。
時の流れる速さの恐ろしさったらないですね……!

更新していない間に転職したり、まあ相変わらず面白おかしく遊んで暮らしたり、小説を書いたりしています。

昨年はKindle作家としてデビュー致しまして、今年もそれに続いて新しいお話を発表出来たらいいなと考えています。
次の新作は「十二か月」シリーズになるかなあ。
その他、寄稿のお話もちらちらとありますので、皆さまお楽しみに!

因みに、宣伝用にFaceBookページなるものを作ってみました。
また、自作小説の販売用にnotoも登録してみたりしましたよ。
こちらを参照頂けると、情報拾いやすいかと思いますので是非ご覧くださいませね。

恣意セシルFacebookページ

恣意セシルnote

八重桜
CRUNCH MAGAZINEという文芸ポータルに登録しているのですが、
そちらの中身を整備しました。
なんだかとっても懐かしい!
もしよかったらリンク先へ飛んで、お好きなのを読んでみていただけたら嬉しいです。
お気に入りがひとつでもあればもっと嬉しい!
宜しくお願いします!!

CRUNCH MAGAZINE

以下、ざざっと、全文公開しているお話の紹介を。

「二月」――明ける冬、暴発する春。
最新作。
冬が明け、死にゆく二月を看取りながら、春の始まりを引き受ける三月のお話。
私の中で春とは素晴らしく、美しく、躍動して暴発して、何もかもをその鮮やかさと生命力で塗り潰していくイメージなんですが、それを出来る限りそっくりそのまま、移植するような気持ちで書いたお話。

「春待ち」――この掌はいつかきっと 君をただしい形で壊してしまうだろう
恋人を前に、心の中で蠢く衝動を弄ぶ青年、朔の独白。
紙の本では最新刊「咲かない春」収録、実は処女作です。

「柘榴」――遺伝子に潜む柘榴
初期作品の中では一番人気。
奇怪な伝承をもつ旧家に生まれた男、トオルが己の中で燻ぶる願望を、街中で偶然出会った娼婦・キョウコに託すお話。

「五月」――すべては、美しく完全な五月のために。
「二月」の姉妹作。
新緑の気配に五月の目醒めを察知し、見守る四月のお話。
五月という季節が好きで好きで好き過ぎて書いたお話です。

ちなみに、作品中、暴力的・性的・倒錯的シーンが含まれることがありますが、敢えて注意喚起は行っていません。
とはいえ、いずれも「この命をくれてやる。」よりヘヴィなシーンはないと思いますので、安心して御一読いただければと思います。まる。

来年は「かみさまの骨」「天使の標本」の姉妹作、
「ハルシオン」のリライト、
書き途中の、手足がない少女と身体欠損者にしか愛情を抱けない青年の純愛もの、
「五月」「二月」の姉妹作か、を、ゆるゆる書いてゆく予定です。
なんか結構書こうと思っている話があるんだなあ。ちょっとびっくり。


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尚、販売元のGeeMA出版が配布しているGeeMAというアプリをDLいただくと、
そこから24ページ分を無料で読むこともできます。
ちょっと試し読みしないと不安だな……という方はそちらも是非ご利用くださいませ!

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http://iphone-lab.net/archives/398220
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