ワシは結局、怪我が多いというのは相変わらずで、大学時代には三度も救急車の世話になったのだか、そのたびに奇跡的な幸運に見舞われ五体不満足にならず、現在に至る。
救急車の世話になったのは、いずれも単車の事故だ。
事故の話しで、奇跡を感じた話しを一つご披露したい。

ある日ワシは、箱根1号線を三島側から芦ノ湖に向かい峠道を攻めていた。
しばらくすると、対向車線から見慣れた後輩の単車が走って来るのが見えて来た。

すれ違い様、後輩もワシに気が付いたらしく手を振っている。だが、挨拶にしては必死すぎる!違和感を感じたワシは、その場で停止し彼らが引き返して来るのを待った!

「○○が修善寺で事故りました!どうしたらいいか判らないので、助けて下さい!!」

可愛い後輩の一大事だ!ワシはレッカー車を手配し、事故現場に急行した。
もはや、制限速度どころではない!信号無視こそしなかったが、発進の度にウイリー状態だ!

いよいよ、修善寺駅が近くなった。国道134号線は週末ということもあり渋滞中!ワシは、すり抜けを鬼のように続けていた!
視界に、○○観光の観光バスが見えて来た!