「うちには、女の子のワラシが2人いるんですよ。数年前に近所の人が気付いたのですが、この家に僕が住み始めてから玄関先で、度々熊や狐をはじめ小動物が目撃される様になりまして…。きっと、あの家のワラシに挨拶に訪れて来ているんだろと。確かに、この家では不思議な事がよくおこりますよ。」と、C氏はさらっと語った。

確かに、ワラシを祭ったその部屋には、近所の方々が供えた供物で二体の日本人形の周りが溢れかえっていた。

C氏は続ける。
「物音や気配なんて、しょっちゅうですよ。うるさ過ぎる時は、静かにしてくれって怒鳴ることも多いんです。それと…」

おいおい、まだ何かしらあるのかこの家には!ワシはまだこの家について、ほんの触り程度の話しを聞いただけだったのだ。