椎名林檎の茎(STEM)〜大名遊ビ編の短篇キネマ『百色眼鏡』(2003年)を知ってる人どれだけいるか分からないが多少マニアックな話を展開しやす。 


『百色眼鏡』の映像がちらっとテレビで映って(あれは確か速報!歌の大辞テンとかだったはず…)、そこにラーメンズの小林賢太郎はんが出てるのに気づいて超びっくり&カッケェえええ!!と興奮したのが高校1年か2年の時。私はラーメンズと水曜どうでしょうに傾倒してた中高生ですた。(キュウソネコカミのサブカル女子聞いた時『ああ……恥ずw』ってなったっけ( ⌯᷄௰⌯᷅ )w)


以来ショップ行く度にDVD探したけど全然見つからなくて、今ならAmazonで探すとかできたけど当時はよく分からなくて結局見つけられなくて。大学入った年に立川のショップで見つけて大喜びで買って、その頃好きでかなりな頻度で見てたんよ。


ほいで映画内で小林賢太郎と小雪が本郷のお屋敷まで坂道を上って歩くようなシーンがあってね。ちなみにあのお屋敷は色んなドラマとか映画でロケ地に使われてる建物で、実際の場所はよく知らんけど、とにかく劇中では小雪扮する謎の女優の家ってことでそこに向かう坂道を2人が歩いてたんよ。


話飛ぶけど今石川啄木の詩集読んでて、その中に『二晩おきに、夜の一時頃に切り通しの坂を上りしも、勤めなればかな』ってのがあって。注釈に[切り通しの坂]が[上野の広小路から湯島を経て本郷に出る坂]って載っててね。


そこ私がVAD埋め込み手術受ける為に東大病院に長期入院してた頃おとんが借りてたマンションがあったあたりやんけ、って気づいて。退院してから1回だけその坂登っておとんが借りてたマンション行ったことあるんよ。湯島を抜ける坂道の途中に湯島天満宮あったからお参りしたもん。


とりあえず何が言いたかったのかというと、自分の東大入院生活と、大好きだった百色眼鏡と、今読んでる石川啄木の詩が繋がったのが面白かったんよ。


百色眼鏡のあのシーンは実際には本郷に抜ける切り通しの坂でロケしていた訳ではないだろうけど(十中八九違う。景色が違うもん)、舞台設定があの辺だったっぽいということでね。


石川啄木に関しては、当時朝日新聞社で働いててそこへの行き帰りに歩いてたんだろね。詩は夜勤の帰りってことか。


日本の文学シリーズ読み始めて今まで

太宰治

芥川龍之介

宮沢賢治

石川啄木

と来てまだまだこれからなんだけど、なんか色々面白い。小説とか詩の内容とかも面白いけど、その人物史とか社会背景とか関連すること全部面白い。これからまた読み進めていくうちにこういう色んなことが繋がっていく感覚たくさんありそうやね💡


あ、いつか文学史足跡旅行に行こう。車の免許取り直してあちこち自分で運転して行こ。


あのね、長期入院してた頃よく思ってたんよ。


私の触れられる世界はこの病室内に留まってる訳ではないんだからな、全然。留めてたまるか。見てろよ。


って。


何に対してかわからないけど、多分あれは人生に対して怒ってたというか、憤ってたんだと思ふよ。なめんな、的な。


周りから見たら狭い世界で縮こまって生きているように見えるかもしれんけど、ICUに長く居た時でさえ、心はずっと広いところまで行ってたよ。思いを馳せることでね。


物質的、肉体的に不可能でも、心はどこへでも行けるんだろね。現実に動き出すのは今ではないけど、今出来ないことを一生出来ないことと思ったらあかん気がする。


そんなことを考えてた今日ですた ( ᐖ )۶



この曲は初めて作った曲→ピコン


入院中病室で作ってたからなめんな的な気持ちが多いに込められてるかもしんないw


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