男の子のための軍隊学習のススメ | 中央線で読む新書

男の子のための軍隊学習のススメ

中曽根は海軍主計中尉であったが、「海軍短期現役主計科士官、略して「短現」…これは二年間、海軍の現役将校として服役する制度で、主計科のほかに軍医科・薬剤科・歯科医科・法務科・技術科などがありましたが、戦後に主計科出身者から政治家や官僚、企業幹部や大学教授などが数多く出てきたため、いまでは「短現」と言えば、だいたいこの主計課を指しているようです。…主計将校は物流や会計を担当します。ですから、志願者は、大学もしくは旧制専門学校の法学部・経済学部・商学部の卒業(予定)者となりました。制度がはじまった一九三八年当初から人気が高く、競争倍率が低いときでも三十倍くらいだったそうです。…合格者数の順番は東京帝国大学法学部、経済学部、それから京都帝国大学法学部と続き、私立では慶應義塾大学が多かったといいます。勤め先も、内務省や外務省をはじめとする官庁、財閥系大企業がほとんどでした。」(117)

【つまみ読みに】 2008年
男の子のための軍隊学習のススメ (ちくまプリマー新書 (089))/高田 里惠子