新左翼とは何だったのか | 中央線で読む新書

新左翼とは何だったのか

新左翼通史。ならば、なにもこの人に書かせなくてもよかろうに。しかし第四章の「新左翼と自治会・労働組合運動」は珍しい切り口。「最末期の学生自治会運動というのは、カネ(自治会費)と場所(学生会館)、独占的な権益(学園祭)、自分たちの天下り先(大学生協)を獲得する利権の場になっていたという言い方もできます」(132)

67年にはすでにメットを被ってはいてもセクト別に塗ってはおらず、68年1月に荒がエンプラ闘争に佐世保に行った際に解放派が青のヘルメットを被っていて、それに感化されて急遽、赤のポスターカラーでメットを塗ったのが社学同の赤の起源だそうな。その時点で中核派の白はまだとのこと。(機動隊の盾がジュラルミンになるのも67年)

【つまみ読みにGOOD】 2008年
新左翼とは何だったのか (幻冬舎新書 あ 3-1)/荒 岱介