昭和陸海軍の失敗
第一部が陸軍(黒野耐・戸部良一・半藤一利・福田和也・保阪正康)、
第二部が海軍(戸高一成・秦郁彦・半藤一利・平間洋一・福田和也)。やはり第一部が面白い。
東條英機と石原莞二は対比されるけれども、東條は長州閥だった陸軍にあって陸軍大卒のエリートであり勉強と努力でのしあがり、部下の再就職の面倒もみて、身近なものには慕われた。石原は宮崎正義が旅順に到着するのをホームまで出迎える一方で、軍を去る際は食堂のおばちゃんくらいしか見送らなかった。内を向いた東條、外を向いた石原。その東條はチャーチルらと比べると戦争時の宰相としてはあまりに器が小さく、世間が狭かった。
今村均、栗林忠道、本間雅晴は陸軍幼年学校出身でなく中学から士官学校に入学。この経歴が「世間の空気に触れている」(保阪)機会を与えている。今村はジョワでの占領策で「まず二年間、税金の免除を約束しました。そしてオランダから没収した金で各所に学校を作らせたのです。こうした政策によって、ジャワの人たちがとても親日的になり統治がうまくいった。」(半藤) ところが「生ぬるい」と軍中央から不興を買い、ジャワ島方面軍司令官の職を解かれる。
その他、服部卓四郎、辻政信の暴走、参謀本部というシステムなどなど。
【通勤用にGOOD】 2007年
第二部が海軍(戸高一成・秦郁彦・半藤一利・平間洋一・福田和也)。やはり第一部が面白い。
東條英機と石原莞二は対比されるけれども、東條は長州閥だった陸軍にあって陸軍大卒のエリートであり勉強と努力でのしあがり、部下の再就職の面倒もみて、身近なものには慕われた。石原は宮崎正義が旅順に到着するのをホームまで出迎える一方で、軍を去る際は食堂のおばちゃんくらいしか見送らなかった。内を向いた東條、外を向いた石原。その東條はチャーチルらと比べると戦争時の宰相としてはあまりに器が小さく、世間が狭かった。
今村均、栗林忠道、本間雅晴は陸軍幼年学校出身でなく中学から士官学校に入学。この経歴が「世間の空気に触れている」(保阪)機会を与えている。今村はジョワでの占領策で「まず二年間、税金の免除を約束しました。そしてオランダから没収した金で各所に学校を作らせたのです。こうした政策によって、ジャワの人たちがとても親日的になり統治がうまくいった。」(半藤) ところが「生ぬるい」と軍中央から不興を買い、ジャワ島方面軍司令官の職を解かれる。
その他、服部卓四郎、辻政信の暴走、参謀本部というシステムなどなど。
【通勤用にGOOD】 2007年