捕手論 | 中央線で読む新書

捕手論

久々に読み返すが、やはり面白い。

水沼・達川・若菜ら捕手、荒木・堀内(投手)、駒田(打者)などのインタビューの引用を
うまく絡ませながら、捕手について明らかにしていく。構成力からなにから素晴らしい。

「セオリーを越える古田敦也」
投手の持ち味をひきだすのに秀でた古田・谷繁。

「城島健司の涙」
城島と若菜コーチの二人三脚。城島の手本にと、球団に掛け合って日ハムから田村を
獲得。生きた教材として活用。「僕は『田村の真似をしろ』とは言わない。『違うだろう?』
とだけ言うんです

「水沼四郎の21球」
江夏の21球の捕手・水沼にスポット。スクイズをカーブのウエストで外す場面。
打者・石渡は中央大の後輩。「いつ、やってくるんだ?」と声をかけ反応をみてスクイズを
確信。江夏は自身の判断でウエストし、水沼もその確信で立ち上がる。一流の投手と捕手に
よるドラマ。

「捕手と審判」
審判のクセを読み、審判とつき合い、審判の見えやすいように捕球。

「捕手と投手」
オールスターで野村克也がマスクをかぶった際の王貞治の成績は30打数ノーヒットとのこと。

「森祇晶の処世術」
中日との試合で捕手の木俣が打席に入るでしょう。森はよく『次、ストレートだよ』などと
木俣に教えていた。(略)代わりに自分が打席に入るときも、木俣から球種を教えてもらって
いた」(審判・岡田功) その他、森の卑怯なエピソード満載。

その他諸々。

【書物としてGOOD】 2002年
捕手論/織田 淳太郎
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