皇居前広場 | 中央線で読む新書

皇居前広場

井上章一「愛の広場」に触発されて書かれた皇居前広場の歴史。
現在は何もないことで威厳を湛えるこの空間、井上章一はそこが
恋人が青姦する場所であったことより「愛の広場」を書いた。

この場所は戦後、左翼集会の場所となる。食糧メーデー(「朕はタラ
フク食ってるぞ」のプラカードで有名)もこの場所で行われた。
ジョン・ダワーは「敗北を抱きしめて」で「左翼を自認する人々が、奇妙
なことに天皇の絶対的権威に訴えかけるという伝統的なやり方をとるこ
とによって、民主的な人民政府の創設を求める運動に汚点を残したの
である」と書いている。

この指摘は面白い。

【話のネタ本にGOOD】 2003年
原 武史
皇居前広場