奪われる日本 | 中央線で読む新書

奪われる日本

「拒否できない日本」の著者による。
郵政民営化はじめ、在日米国大使館のHPに日本語で読める
「年次改革要望書」を見れば一目瞭然の米国の意向に基づいた
「改革」の実態。

NHKにいた手島なり、テレビタックルによくでる青山なんとかなり、
ああいう「事情通」風情と違い、この著者はHPに行きさえすれば
見られる情報と、公式な会合の記録でもって、書いている。つまりは
否定しようのない事実であり、陰謀論でもなんでもない。

米国の意向による「改革」はいよいよ医療制度に及び、それによっ
て地域差が間違いなく出てくる。安倍晋三絡みで、岸信介=安保と
語られがちだが、岸の行った国民皆年金皆保険制度は、米国の
「改革」指導でいずれは崩れようか。

医療・福祉の市場化は、日本を国としての体をなし崩しにしていこう。

【つまみ読みにGOOD】 2006年
関岡 英之
奪われる日本