「不利益分配」社会 | 中央線で読む新書

「不利益分配」社会

小泉賞賛本。
利益分配から不利益分配へ。
国債残高が名目GDPの1.5倍まで積み上がった日本がとるべきは
不利益分配社会であり、そうした転換を行った小泉はえらいという内容。

不利益を割り当てられた家計はどうなるのか。
結局は外需依存の家計が停滞したままの経済成長にたどりつこう。

随所にマックス・ウェーバーさまの引用があるが、それで言うなら
ウェーバーが言うように政治家は結果責任が問われる。
であるなら、不利益分配の結果、つまりは経済を論じねばならないが、
この著者は政治学者であるからもあって、結果としてやってくる経済など
無視して、「不利益分配時代」の政治家像に話を移している。

【駄】 2006年
高瀬 淳一
「不利益分配」社会―個人と政治の新しい関係