迷宮の美術史 名画贋作 | 中央線で読む新書

迷宮の美術史 名画贋作

割と面白い。

WW2終戦後にナチスのコレクションからフェルメールの
作品が見つかる。ナチスにそれらを売り渡した容疑で
ファン・メーヘレンというオランダの画家が取り調べを受ける。
そうしたところ、あれは贋作で自分が描いたと証言。
容疑がナチス協力者から詐欺師へ。
売国奴から、ナチスから金を巻き上げた英雄へ、
またあまりの力量に「われわれはフェルメールを失った。
だがその代わりにファン・メーヘレンを見出した」と口走る
専門家さえいた。しかしそれほどの腕をもつメーヘレンも
死後、オリジナルの作品が競売にかけられたが、たいした
値は付かず、あくまでも贋作家であった。

【話のネタ本にGOOD】 青春出版 2006年

岡部 昌幸
迷宮の美術史 名画贋作