BRICs
○中国・ロシアは2010年をピークに生産者年齢人口が低下する。
○各国のリスクとしては、
ブラジル…2006年10月の大統領選。
ロシア…原油価格。1バレル50ドルを切ると成長率が6%以上から
3.5%まで鈍化する恐れ。
インド…外資導入に積極的な現政権の今後。
中国…鳥インフルエンザ。
○各国の富裕層は
ブラジル…宗主国ポルトガルの移民階層が経済を支配。1%が
国民所得の半分を占める。
ロシア…エネルギー関連のバーター取引(政府が把握できず脱税の温床)で
財をなす。人口の4~5%が富裕層。
インド…英国植民地時代からの発達したタタ、ビルラ、リライアンスなどの財閥が
幅をきかせる。カースト制度による階層の固定化が今後の成長の足かせになる。
中国…長者番付上位が不動産業者。金融資産持ちが多く、日米欧の金融機関が
その流動資産の取り込みを計る。
○BRICsの富裕化は糖尿病の患者を爆発的に増やし、2030年には1億2889万人に
達する見込み。
中産階級化は植物性食品から動物性食品への移行でもあって、中国・ロシアの
需要が乳製品の価格を上げている。中国の肉食化が今後穀物含めて中長期的に
国際取引価格を上昇させる可能性がある。
○これらの国はパソコンの普及率が低く、その普及が半導体市場へ影響を与えよう。
○資源インフレがロシア・ブラジルには追い風だが、インドには逆風で、地理的に近い
中国の協力が必要となる。中国の資源関連企業に資本を出すことで資源確保を図る。
○とは言え、インドは中国を仮想敵国としている。その両国に積極的に武器輸出するのが
ロシア。プーチンは資源に次ぐ外貨獲得手段と位置づけている。しかしその多くの武器
は80年代までに開発されたもの。今後競争力を失うと見られる。
○船便では日本-中国が3日のところ、日本-インドでは3週間。航空便も少ないのが
現状。今後、日本インドの経済交流は高まろうが、ストライキが多く、それによる生産性の
低下を織り込めるかが問題点。
○4ヶ国のうち、ロシア以外は京都議定書に不参加。
○インドは原油獲得のためにナイジェリアと関係を深める。ナイジェリアは原油埋蔵量10位。
人口も日本を上回り世界9位(中国 インド 米国 インドネシア ブラジル パキスタン
ロシア バングラデシュ ナイジェリア 日本 が人口のベスト10)。
○人口4位のインドネシアは2005年の実質成長率が5.4%。世界有数の産油国であったが、
油田の老朽化、国内のモータリゼーション・工業化により、2004年に原油の純輸入国となる。
旧来のG7やサミットの枠組みではものが決められない情勢となろうか。
京都議定書がいい例。
【書物としてGOOD】 2006年
○各国のリスクとしては、
ブラジル…2006年10月の大統領選。
ロシア…原油価格。1バレル50ドルを切ると成長率が6%以上から
3.5%まで鈍化する恐れ。
インド…外資導入に積極的な現政権の今後。
中国…鳥インフルエンザ。
○各国の富裕層は
ブラジル…宗主国ポルトガルの移民階層が経済を支配。1%が
国民所得の半分を占める。
ロシア…エネルギー関連のバーター取引(政府が把握できず脱税の温床)で
財をなす。人口の4~5%が富裕層。
インド…英国植民地時代からの発達したタタ、ビルラ、リライアンスなどの財閥が
幅をきかせる。カースト制度による階層の固定化が今後の成長の足かせになる。
中国…長者番付上位が不動産業者。金融資産持ちが多く、日米欧の金融機関が
その流動資産の取り込みを計る。
○BRICsの富裕化は糖尿病の患者を爆発的に増やし、2030年には1億2889万人に
達する見込み。
中産階級化は植物性食品から動物性食品への移行でもあって、中国・ロシアの
需要が乳製品の価格を上げている。中国の肉食化が今後穀物含めて中長期的に
国際取引価格を上昇させる可能性がある。
○これらの国はパソコンの普及率が低く、その普及が半導体市場へ影響を与えよう。
○資源インフレがロシア・ブラジルには追い風だが、インドには逆風で、地理的に近い
中国の協力が必要となる。中国の資源関連企業に資本を出すことで資源確保を図る。
○とは言え、インドは中国を仮想敵国としている。その両国に積極的に武器輸出するのが
ロシア。プーチンは資源に次ぐ外貨獲得手段と位置づけている。しかしその多くの武器
は80年代までに開発されたもの。今後競争力を失うと見られる。
○船便では日本-中国が3日のところ、日本-インドでは3週間。航空便も少ないのが
現状。今後、日本インドの経済交流は高まろうが、ストライキが多く、それによる生産性の
低下を織り込めるかが問題点。
○4ヶ国のうち、ロシア以外は京都議定書に不参加。
○インドは原油獲得のためにナイジェリアと関係を深める。ナイジェリアは原油埋蔵量10位。
人口も日本を上回り世界9位(中国 インド 米国 インドネシア ブラジル パキスタン
ロシア バングラデシュ ナイジェリア 日本 が人口のベスト10)。
○人口4位のインドネシアは2005年の実質成長率が5.4%。世界有数の産油国であったが、
油田の老朽化、国内のモータリゼーション・工業化により、2004年に原油の純輸入国となる。
旧来のG7やサミットの枠組みではものが決められない情勢となろうか。
京都議定書がいい例。
【書物としてGOOD】 2006年
- 門倉 貴史
- BRICs 新興する大国と日本