東アジア「反日」トライアングル | 中央線で読む新書

東アジア「反日」トライアングル

北朝鮮・韓国・中国の戦後史みたいなもの。
日本語講師として韓国に6年滞在し、テレビの講座も持ったとのこと。

北朝鮮関連の読み物としては面白い。
ソ連が崩壊後、共産主義の中心たらんとし92年に金日成生誕八十周年に
際して世界70の共産主義・社会主義の政党・団体の書名による平壌宣言を
出す。しかしそこには中国共産党もキューバ共産党もなくマイナーな団体ばかり
であった。その延長線にテポドン打ち上げがあるとのこと。
つまりテポドンは北朝鮮版スプートニクといったところか。

北朝鮮の「国体」、これは戦前に中央大学に通ったファン・ジョンヨブによって
もたらされたとのこと。

題名が表すように、北朝鮮・韓国・中国を腐しているのだが
日本人は頭の中で、アジアと繋がっている、あるいはアジアと連帯したいという
気持ちをどこかしらで持っていて、(略)、しかし他の東アジア諸国には、近代化
志向や中華優越の軸はあっても、(略)」(26)
これは都合が良すぎるのではないか。ASEANなりなんなりに日本人が積極的
だったとは到底思えないが。
いささか大人気がないように思う。

【つまみ読みにはGOOD】 2005年
古田 博司
東アジア「反日」トライアングル