昭和の代議士 | 中央線で読む新書

昭和の代議士

河野一郎、三木武夫、大野伴睦や川島正次郎ら、戦後自民党の党人派の
大御所を育んだのは戦前のごちゃついた国会であったのだろう。

なにしろ戦前に21回行われた総選挙で、単独過半数を得た政党は
6例しかないのである。(14)

おまけに国会の地位は不安定ですらあったのだ。

官僚出身者の大量当選は、吉田内閣時。
48年に選挙に備えて民自党に官僚を大量入党された。翌49年に
佐藤栄作に池田勇人、橋本竜伍、前尾繁三郎、西村英一らが当選する。

後の大映・永田雅一をも巻き込んでの政争は、党人派-官界派であると
同時に、戦前派-戦後デビューの争いでもあったのだろう。

【面白くはないが読んで損もしない】 2005年
楠 精一郎
昭和の代議士