電波利権 | 中央線で読む新書

電波利権

新潮新書だけに、あっさりよめる代物ながら、
提案する問題はタイムリーであり重要である。

放送局はIPによる配信をかたくなに拒否している。
これを許すと電波を独占的に持つ存在意義を失うからである。
しかしIPによる配信の方が国民にとっては便利である。

放送局はドラマやバラエティのみを制作しているのであれば
IPによる配信を拒否しようが構わないであろう。
しかし記者クラブに加盟し、その大義名分が「国民の知る権利」で
ある手前、はたしてそれが妥当であるのか。

ソフトバンクは言わずもがなだが、NTTなり、東電なり、そうした
巨大企業が着々とコングロマリッド化していく現在において、
放送電波利権の崩壊はそう遠くないかもしれない。

【つまみ読みにGOOD】 2006年
池田 信夫
電波利権