若者はなぜ「決められない」か | 中央線で読む新書

若者はなぜ「決められない」か

当世フリーター論。働かないとなにがまずいのかを論じている。
いつものように漱石の小説が取り上げられるが、漱石だけで
一冊いけそうである。

漱石の講演「文芸と道徳」(1911年)の引用がある。
昔の道徳すなわち忠とか考とか貞とかいう字を吟味してみると、
当時の社会制度にあって絶対の権利を有しておった片方にのみ
非常に都合のよいような義務の負担に過ぎないのであります。

今は「忠」や「考」や「貞」のかわりに「愛国心」が持ち上がっている。

【車窓からの眺めの方がマシ】 2003年

長山 靖生
若者はなぜ「決められない」か