世紀の誤審 | 中央線で読む新書

世紀の誤審

2003年のパリ世界陸上男子200m決勝のスタートで
なぜ末次慎吾は注意を受けたのかを、皮切りに柔道篠原の
敗戦などを省察していく。

題名からしてマラドーナの「神の手」などの誤審が生んだドラマについて
かと思ったが、そうでなく、誤審を生むメカニズムについての書物であった。

「第七章 マイノリティの悲哀-ラグビーにおける誤審」では
ラグビーワールドカップでは強豪国に有利に笛が吹かれ、
大会のスケジュールもそうなっている(2003年W杯の予選プールを
オーストラリアやニュージーランドは23日間で4試合に対して
日本は16日間、イタリア・トンガは15日間しかなかった)ことを検証。

早稲田大学が勝ち進まないと観客が動員できない事情がある
日本の大学ラグビー選手権も似たようなものであろうか。
(トーナメントの組み方は明らかにそうである。ジャッジについては
わからないが)

【時間つぶしにGOOD】 2004年

生島 淳
世紀の誤審 オリンピックからW杯まで