ヤミ金融 | 中央線で読む新書

ヤミ金融

読売新聞社が中央公論を買収してのシナジー効果が中公新書ラクレ。
読売新聞社の書籍部として稼働している。本書も読売新聞社会部による。

年利の7000%の世界「1章 恐怖のヤミ金融」は一気に読ませる筆力。
読むに連れて無気味なネットワークや弁護士などのヤミ金ゴロが
浮かび上がってくる。

借りたカネを返さない方が悪い という借り手批判もあろうが、
ヤミ金融被害は 巧妙に貸し付けるところから始まる。
川上(大手消費者金融)から川下(ヤミ金融)に流れてくる客を
名簿業者からの名簿で見つけ出し、狙い打ちする。

ひとたび川下に下れば、無数のヤミ金業者にしゃぶりつくされる。
「客が業者の間をぐるぐる回っているから、俺たちの商売は成り立つ」(165)
結果 自由金利の世界では通常の市場と違い金利が跳ね上がっていくのである。

【暇つぶしにGOOD】 2003年 中公新書ラクレ

読売新聞社会部
ヤミ金融