怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか | 中央線で読む新書

怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか

「さわかみ投信」という株式運用会社がある。
これがもし、「さわがみ投信」だったら。

前者は さわやかで聡明で顧客を幸せにする会社のイメージ、
後者は ダーティーな乗っ取り屋…… に聞こえる …… かな。

言葉のサブリミナル効果-サブリミナル・インプレッション-について
その提唱者による。序章で「まあ賛否両論あると思う」と書かれては、
後付けの理屈に思えるものも素直につきあえる。

たとえば「マニフェスト」について

私自身はこのカタカナ語を採用した政党を信用することが出来なかった。

それは、主にF音のためだったのだと思う。すっきり政党公約と呼べば、
信頼のS音と清潔なK音が、その覚悟の程を知らせてくれる。 (60)

F音は「ふんわりした」「ものごとを霧散させて非現実的にしてしまう

サブリミナル・インプレッションを持つと黒川先生。まあ横文字に対する
軽薄さと漢語の重厚さによるところが大きいのだと思うが。

【車窓からの眺めの方がまし】

黒川 伊保子
怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか