スポーツは「良い子」を育てるか | 中央線で読む新書

スポーツは「良い子」を育てるか

スポーツをスポーツとして楽しみたいのは子供だけで、
親も指導者も勝利至上主義で、挙げ句はビジネス化さえして
しまう。そんな子供のスポーツの現場を論考。

発売中の「新潮45」で野村サッチーが高校野球の暴力事件に触れて、
池田高校野球部監督であった蔦監督の「レギュラーになれない子も
社会に出ればレギュラー」という言葉を紹介している。

蔦監督の言葉は教育者らしい素晴らしい言葉である。
しかし野球エリートは野球で高校進学・大学進学・就職と進んでいく。
いわばプロである。そこでは「野球で負けても勉強で」とはいかない。
野球で負ければ進学でも負ける。そういう馬鹿げた環境が高校・大学
の運動部員の犯罪の根底にあろうか。

【つまみ読みにはGOOD】 生活者新書 2004年

永井 洋一
スポーツは「良い子」を育てるか