大型店とまちづくり  | 中央線で読む新書

大型店とまちづくり 

2ちゃんねるの一般書籍板「新書8」に紹介されていて
それに惹かれて、久方ぶりに岩波新書を読む。

へび ◆avhs6rL9G6氏による
同スレッド>>533 >>540をコピペする。
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533
欧米はこの10年で大型店の郊外立地などの規制を強化
してる,日本もなんとか汁! と いう趣旨の本なのだが,
むしろ本書でいう「焼畑商業」,とりわけウォルマートの
「貧困を持続させ」「アメリカを第三世界化する」といった
エグい商法の紹介が面白かった。
540
「焼畑商業」というのは,郊外に建設費を極力抑えた1階
建ての 「ビッグボックス店」を出して,安売りで周辺を制圧し,
売上げが落ちてくるとそこをスクラップして他の場所に
新規に出店, 収益を確保していく戦略らしい。
閉店跡地は放置されて「グレイ・フィールド」となる。
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本旨から外れるが「インビジブルホワイトによる階級支配」なるもの
が紹介されている。米国の下請け工場の経営者には韓国系が多く、
そこの労働者はヒスパックや黒人で低賃金で雇われているために
韓国系に憎しみを抱いている。しかし最低価格生産を韓国系の
経営者に強要しているのは白人が経営するメーカーであった。
そのメーカーをこれまた支配するのがウォルマートなど巨大小売り
チェーンであるのだ。

「米国で規制が進む 日本は遅れている」がこの著書の本旨である。
しかし米国には<地元の野菜を地元の小売りが扱いそれを消費する>
との願望・理想が本書によると米国にはあるらしい。
そこは根本的に日本とは違う。 よって米国を参考にする意義は希薄。

【通勤用にはGOOD】 2005年

矢作 弘
大型店とまちづくり―規制進むアメリカ,模索する日本