高度経済成長は復活できる | 中央線で読む新書

高度経済成長は復活できる

高度経済成長は通産省主導の国策の成果ではなく、民間企業間の
自由競争の結果である。その終焉はオイルショックによるものではなく
田中角栄による社会主義革命による。

高度経済成長を復活させるためには 地方=過疎=弱者と考え保護する
田中角栄の「日本列島改造論」型の公共政策を止めろ。そうして投資を
再び都市に集中させ、それによって地方から都市への人口移動を活発に
させて生産力をつけることである。

これが本書のアジ演説的論旨である。

戦後1974年度まで赤字国債の発行は1965年度の一度だけである。
それがなぜ今日では借金漬けに陥ったのか。
「国土の均衡ある発展」「東京一極集中の是正」「地方分散型経済の実現」を
スローガンに国債を発行しそれによる投資を地方に分散し続けたためでる。
そのために国債残高は増える、生産性は下がるで 低成長時代となったの
である。

すなわち 「オイルショック以降 日本は低成長時代に入り……」という通説は
「田中角栄政権以降 日本は低成長時代に入り……」が正しい。

【通勤読書にはGOOD】  書名がアホぽいのが損をしているが。 2005年

増田 悦佐
高度経済成長は復活できる