去る令和7年(2025年)12月1日、風もなく穏やかな午前中、青山剛室蘭市長もご出席のもと、室蘭市役所本庁舎・白鳥大橋会議室において、民生委員・児童委員委嘱状伝達式が執り行われました。
このたび、鈴木直道北海道知事より、民生委員・児童委員として室蘭市担当に委嘱され、あわせて青山剛室蘭市長より辞令を拝受いたしました。
(北海道新聞記事の写真、前列左端に峯岸が写っております)
🔴 厚生労働省「民生委員法」の規定について次のように定められています。
第1条 民生委員は、社会奉仕の精神をもって、常に住民の立場に立って相談に応じ、及び必要な援助を行い、もって社会福祉の増進に努めるものとする。
第5条 民生委員は、都道府県知事の推薦によって、厚生労働大臣がこれを委嘱する。都道府県知事は、前項の推薦を行うに当たっては、市町村に設置された民生委員推薦会が推薦した者について行うものとする。
第6条 民生委員推薦会が、民生委員を推薦するに当ては、当該市町村の議会の議員の選挙権を有する者のうち、人格識見高く、広く社会の実情に通じ、且つ、社会福祉の増進に熱意のある者であって児童福祉法の児童委員としても、適当である者について、これを行わなければならない。
※以上のように、民生委員・児童委員は、厚生労働大臣から委嘱される、地域福祉を担うボランティアであり、非常勤の地方公務員として位置づけられています。
任期は3年で、全国一斉に改選が行われます。
民生委員・児童委員の活動は、地域住民の皆さまとの信頼関係を基盤として成り立っています。
そのため、民生委員法に基づく守秘義務が課されているほか、基本的人権の尊重や政治的中立性が特に重視されています。
🔵 民生委員・児童委員の主な活動内容
主に、次のような活動を行っています。
① 訪問活動
高齢者世帯や子育て家庭などを訪問し、見守りや相談対応、必要に応じた支援を行っています。
② 子どもの見守り・支援
子どもたちの登下校時に通学路に立ち、見守りやあいさつ運動を行っています。
🔴民生委員・児童委員は、次の3つの基本姿勢を大切にしながら活動しています。
1.社会奉仕の精神
社会奉仕の精神をもって、地域福祉の向上に努めます。
2.基本的人権の尊重
活動にあたっては個人の人格を尊重し、身上に関する秘密を厳守します。
また、人種・信条・性別・社会的身分などによる差別的、または優先的な取り扱いは行いません。
青山剛室蘭市長は、室蘭工業大学で学ばれ、同大学大学院において博士(工学)を取得されています。
学生時代にはバイオリン奏者として室蘭工業大学管弦楽団に所属し、部長も務められました。昨年7月の室工大コンサートホールや、その後の室蘭市市民会館でのオーケストラ・コンサートでは、素晴らしい演奏を披露され、多くの市民を楽しませてくださいました。
また、学生時代から室蘭市内の清掃ボランティア活動に取り組まれており、市長に就任された現在も、作業着姿で地球岬やイタンキ浜などの清掃活動を継続されています。
私も度々ご一緒にゴミ拾いをさせていただき、心身ともに充実した一日を過ごしました。
(地球岬周辺のゴミ拾いをする青い作業着の青山剛市長)
室蘭港には多くのクルーズ船が来航しますが、私自身もボランティア通訳ガイドとして青山市長とご一緒し、外国人観光客の皆さまと交流する機会がありました。その際、度々青山剛市長の流暢な英語力に触れ、大変感銘を受けました。
このように青山市長は、室蘭市を明るく活気のあるまちにしようと、日々全力で取り組まれています。私も地域福祉活動を通じて、微力ながらその一助となれるよう努めてまいりたいと思います。
日頃より、室蘭市の福祉行政には、私たち高齢者も大変お世話になっており、不安なく安心して暮らせることへの感謝の気持ちとして、ささやかながら室蘭市へ寄付をさせていただきました。
青山市長は伝達式の中で、「室蘭市の高齢化率は38.5%で推移しています。高齢者や児童が安心して暮らせるまちとなるよう、皆さんと共に頑張ってまいりましょう。」とご挨拶されました。
私も日々の生活を大切にし、健康の維持に努めながら、地域の皆さまのお役に立てるよう今後も努力してまいりたいと思います。





