【宮城県角田市江尻峯岸 ご先祖様が住んでいた土地を訪ねて 令和7年5月】
2025年5月、仙台で崇禅寺のお墓参りの翌日、子供や孫と一緒に、江戸時代にご先祖様が農業を営んでいたという角田市江尻峯岸を訪ねました。
今ではその地に、セブン・イレブン角田江尻店(江尻峯岸107-1)が建ち、周囲には田畑や森が広がっています。江戸の昔、この田んぼでご先祖様が田植えや稲刈りをしていたのかと思うと、なんとも温かく懐かしい気持ちになりました。
(セブン・イレブン角田江尻店 江尻峯岸107-1)
峯岸家のご祖先は、江戸時代に秋田県から宮城県へ移り住んだと伝えられています。たどり着いたのが、現在の宮城県角田市江尻の峯岸のあたりです。
(セブン・イレブン角田江尻店の周りの風景)
当時、この角田江尻には「峯岸屋敷」と呼ばれる武家屋敷が4軒あり、そこからご先祖様が「峯岸(みねきし)」という名字をいただいたと言われています。その地で農業を営み、暮らしていたそうです。
(室蘭市立図書館蔵 角田市史)
(江尻 峯岸屋敷 四軒 みねきしやしき)
やがて江戸時代のある時期に角田江尻から現在の仙台市太白区長町へ移り、同じように農業を続けていきました。
家に伝わる話では、江尻峯岸の近くにあった熊野堂にお参りしていたとのこと。角田市の江戸時代の記録にも、江尻峯岸に「熊野社」があったと記されています。現在は残っていませんが、人々はそれを熊野堂と呼んでいたようです。
そこで今回は、その代わりに江尻峯岸から最も近い深山神社を訪ね、花束を捧げて参拝しました。
(角田市岡駅前北13-25 深山神社)
(家族でご先祖様に感謝を込めてお参りしました)
北海道で生まれ育った子供や孫にとって、本州の宮城県でご先祖様が田んぼ仕事をしていた姿を想像するのは新鮮な体験だったようです。
江戸時代のご先祖様の暮らしに思いを馳せながら過ごしたこの一日は、私たちにとっても感慨深い時間となりました。
(深山神社参道の階段を上がると社があります)