今年も師走となり、忘年会や観楓会、新年会など、宴会や飲酒の機会が増える時期となりました。12月・1月は積雪や路面凍結も多く、アルコールが入った状態で運転することは、運転者本人のみならず歩行者など周囲の方々を巻き添えにする重大事故につながる大変危険な行為です。
去る2025年12月5日、室蘭市東町の室蘭交通安全協会にて、飲酒運転根絶の一助となればとの思いで、ささやかな寄付をいたしました。当日は中田孔幸会長より感謝状を賜り、大変光栄な一日となりました。
室蘭交通安全協会では、飲酒運転根絶に向けた取り組みを一層強化しており、飲酒運転が増えるこの時期の無事故を願って活動されています。私も微力ながら、飲酒運転の根絶と事故のない社会の実現に少しでも貢献できるよう、令和5年・令和6年に続き、今後も継続して支援していきたいと考えております。
(中田会長、事務局長、事務局次長の皆さまと記念撮影をさせていただきました)
当日は室蘭民報社も取材に訪れ、中田会長の談話や写真が新聞に掲載されました。室蘭交通安全協会は室蘭市東町の室蘭警察署内と、協会の施設は警察署の隣に位置し、警察署と密接に連携しながら、年間を通じて交通安全活動を展開しています。
(中田孔幸会長より感謝状を賜りました)
室蘭交通安全協会からは、寄付金の使途について「飲酒運転根絶のための看板やポスターの制作・掲示に活用しています」と、毎年丁寧な説明をいただいております。
飲酒運転による悲惨な事故は、いまだに後を絶ちません。周囲の人が、これから車を運転する予定のある人に酒類を提供した場合も処罰の対象となります。以下に、罰則の一部をご紹介します。
・酒酔い運転の罰則
運転者および車両提供者:5年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金
・酒類の提供者・同乗者の罰則
3年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金
これらはあくまで「酒を飲んだ状態で運転すること」そのものに対する罰則です。ここに加え、飲酒運転によって交通事故を起こし、人身事故などの被害が生じた場合などは、さらに重い罰則が加算され、拘禁期間も長くなることがあります。
拘禁刑が科されると刑務所に入ることになり、仕事や社会から隔離されるため、本人だけでなく家族までが経済的困難に陥り、生活の基盤を失いかねません。
一時(いっとき)の油断で人生のすべてを失うことがないよう、運転者だけでなく周囲の人々も、日頃から十分に注意して暮らしたいものです。
室蘭交通安全協会をはじめ、室蘭市交通安全推進協議会では、飲酒運転根絶に向け、市内の飲食組合や飲食店に対し特別啓発を行っています。こうした幅広い活動や、交通警察による巡回パトロールは、交通安全の確保だけでなく犯罪予防にもつながり、地域の治安維持に大きく貢献しています。
(夜の室蘭市内で飲酒運転根絶‼を訴える活動)
また、中田孔幸会長は、室蘭商工会議所の会頭も務めておられ、令和7年9月、室蘭市の2026年度予算編成に向けて、室蘭港における洋上風力発電事業の推進や、「室蘭やきとり」PRを目的とした全国イベントの開催支援などを盛り込んだ要望書を、室蘭市の青山剛市長に手渡されました。
室蘭商工会議所では、室蘭市中央町地区の空き地を活用したイベントスペースの開設で、使用されていない古いビルの取り壊し・整地を進め、広くアスファルト舗装を施したうえで、来春から「らんドルスクエア」などのイベントを開催できるよう準備を進めています。
また、「室蘭やきとりの会(仮称)」や教育機関との連携による「室蘭キャリア教育センター(仮称)」の設置も計画しており、地域活性化基金である「まちづくりファンド」の申請受付も行っています。
(中央町地区にイベントスペースを開設)
室蘭商工会議所は、こうした取り組みを通じて人口増加や地元への人材定着を図っており、これらの活動が地域の活性化だけでなく、交通安全や治安維持にもつながる大きな力になっていると感じます。





