
2010年公開の映画
監督:イ・ジェハン
原作:辻仁成
キャスト:中山美穂、西島秀俊、石田ゆり子
辻仁成の小説が好きで、この作品も数年前に読んでて、泣いた覚えがある
何かと話題の辻仁成だけど、主演は妻の中山美穂
けっこう濃厚なキスシーンやラブシーンがあるのに、実の妻にこの役を与えるってすごい
でも映画を観ても納得のキャスティングで、辻仁成も中山美穂以外に沓子を演じてほしくなかったのかなとも思う
同性から見ても、ドキッとするくらい魅力的な役で、中山美穂さすがだなって感心
本当は西島秀俊じゃなくて、大沢たかおが演じる予定だったってのも気になる
大沢たかおの演技も観てみたかったな!
西島秀俊演じる魅力的な男性を巡る、2人の正反対の女性が描かれてるんだけど、
ひたすら家で夫を待ち続ける光子=愛する女
人の男でも恋愛関係を作ってしまう沓子=愛される女 なんだけど、
いろんな男に愛されてきた沓子も、彼と出会って人を愛することを知る物語なのかな、多分。
作中に出てくる詩が本当に素敵。
『いつも人はサヨナラを用意して生きなければならない
孤独はもっとも裏切ることのない友人の一人だと思うほうがよい
愛に怯える前に、傘を買っておく必要がある
どんなに愛されても幸福を信じてはならない
どんなに愛しても決して愛しすぎてはならない
愛なんか季節のようなもの
ただ巡って人生を彩りあきさせないだけのもの
愛なんて口にした瞬間、消えてしまう氷のカケラ
サヨナライツカ
永遠の幸福なんてないように
永遠の不幸もない
いつかサヨナラがやってきて、いつかコンニチワがやってくる
人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと
愛したことを思い出すヒトにわかれる
私はきっと愛したことを思い出す』
辻仁成もいろいろ言われてるけど、この人の恋愛観とか言葉ってすごく好き!