


「きみがしらないひみつの三人」
とてもミステリアスな題名の絵本
そのタイトルに魅かれて読んでみると
内容は とても意味深く
ハートフルで…
( 感動というより文字通りハート
がいっぱい
)
そして…意外なお話でした
きみが生まれた日 三人のともだちは やってきた
アタマはかせと ハートおばさんと ふとっちょのいぶくろおじさん


人が生まれてから
死んでいくまでの
「頭」と「心」と「体」の働きを
とてもわかりやすく
温かみのある言葉で
とてもわかりやすく
温かみのある言葉で
語りかけてくれる
たとえばこんな風…
アタマはかせは・・・
きみが見たり聞いたりして感じることは

みんなアタマはかせに 伝わっていく
はかせは いそいでカードに書き留めて
いつでも思い出せるようにする…


ハートおばさんは…
きみの心にわいてくる
いろんな気持ちの世話をしてくれる
涙でびしょびしょの気持ちは乾かしてくれるし
けんかして こわれた気持ちは のりで なおしてくれる・・・


いぶくろおじさんは…うでききのコックだ
きみが食べたものを 全部いっしょうけんめい
もういちど 料理してくれる…

難しい言葉ではなく
やさしい絵と 温かい言葉で
大切なことを伝えてくれるのです
静かで寄り添うような言葉の数々は
もしかしたら大人の方が
妙に納得するのかもしれません…

三人は仲のいい友達だけど
ときどきけんかもする
三人がそろってだんまりをきめこむと
きみは病気になってしまうんだ


この三人の活躍…
生きている間だけではなく
「死んだあと」の役割にもまた
感動するのです…

きみが死んだ日に
三人は ばらばらになる
ふとっちょおじさんは
しごとをくれたきみにおれいをいいながら
いっしょに眠りにつく

アタマはかせは
他の人たちの頭を訪ねて
きみのことを話してまわる
きみが りっぱだったときのこと
しっぱいしたときのこと
そして 夢見ていたことを…

ハートおばさんは
きみがまいた愛のたねを育ててくれる
きみが残した愛をあつめて
みんなの心にきざんでくれる
みんなが君を忘れないように いつまでも…ね

今回は絵本からの引用が多くて
本当に申し訳ないですが
シンプルで…優しくて温かくて…
静かに
寄り添うような語りが素敵です

久し振りにこんな言葉を思い出しました
大切なことは目に見えない
心でしか見ることはできない…
誰の言葉だったでしょうか。。。

この本は
昨年の読書月間で
5年生に読みました
きっと目に見えなくても
秘密の三人の存在に
みんな
気付いてくれたでしょう

今年度の朝読書は
5月から始まります
今年はまた1年生の担当になりました
この本は…
1年生には
ちょっと難しいかもしれません
1年生の選書…楽しみです


neuf-cents soixante-dix 970