ねずみが主人公の絵本は沢山ありますが
私が真っ先に思いつくのは
”フレデリック”
作者はレオ・レオーニ
デビュー作「あおくんときいろちゃん」は
それまでの絵本の概念を超えた斬新な…ロングセラー絵本です
いつかご紹介できればと思いますが…
フレデリックという名のネズミ君![]()
ただものではありません
翻訳は詩人の谷川俊太郎さん
~ちょっとかわったねずみのはなし~
という副題がついています
さて1ページ目…
うしがぶらぶらあるいている うまがぱかぱかはしっている
「牛と馬…あなたには見えますか?」
レオ・レオーニ先生 そういわれれば見える気がします・・・![]()
「見えない…」なんて言わないでくださいね![]()
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冬に備えてせっせと食料を集めているねずみが5匹 (今度は見えますね
)
その中で働きもせずじっと物思いにふけるねずみあり
それが主人公のフレデリック![]()
他のねずみたちから聞かれます
「どうして働かないの?」
フレデリックの答えが・・・シュール![]()
「さむくてくらいふゆのひのために
おひさまの光をあつめているんだよ」
「いろを あつめているのさ
ふゆは はいいろだからね」
「ことばを あつめてるんだ
ふゆはながいから はなしのたねも つきてしまうもの」
その返答にみんなはすこし腹を立てますが…
やがてふゆがきて
冬ごもりの生活が始まりました
働かなかったフレデリックにもみんなは食料を分け与えます
それでも長い冬
やがて食料が尽き・・・
さぁ いよいよフレデリックの出番です![]()
フレデリックの話すことばに
みんなはおひさまのひかりを感じ…
さまざまな色を思い浮かべ…
彼の集めたことばは…優しく…素敵で…美しい…
今や 彼は役者で詩人
拍手喝采の後…
頬を赤らめたフレデリックの姿をご覧ください![]()
「そういうわけさ "I know it"」
日々の糧を得ようとせっせと働くことは尊いこと
ただ、モノのみを追い求めて生きることの虚しさを
フレデリックは知っていたのでしょうか・・・
(背表紙)
レオ・レオーニの絵本は
いつも余韻を残し、いろいろな解釈に思いをめぐらせます…
つい深読みをしてしまいますが![]()
みんなと違うことをするのはとても勇気のいること
フレデリックのその勇気と
彼を認めてくれた仲間たちの寛容さに
私も拍手を送りたいと思います![]()
人間もそうありたいものです![]()

















