



大好きな絵本作家
いせ ひでこ さんの新刊
丁度1年前の 私の誕生日に発刊された
まるで私へのプレゼント 
「チェロの木」
彼女の絵本は
いつも自分のため・・・

物語は・・・
森の木を 育てる仕事を していたおじいさん
ヴァイオリンや チェロを 作る仕事を していたおとうさん

小さな頃から 森の中を歩き
その光や 空気を 感じ
森の音に 耳を澄ませてきた 少年

彼はやがて
パブロさんという チェリストを知り
チェロの音色に
心を 奪われていきます

とにかく 絵が素敵…
彼女の描く木が好き…
色が好き…
森の空気が 光が 風が 雪が
小鳥の歌が 羽ばたきが 木の葉のささやきが
そしてチェロの音が
絵本の中から聴こえてくるかのよう

いいえ…
少し大袈裟ですが
その音が 絵の中にみえる
…のです 
「 とうさんがつくってくれた
小さなチェロは
色も つやも うしなわずに
いまも
あたたかい音を 出している 」
大人になった少年のこの言葉で
絵本は終わりますが
少年の過ごしてきた
豊かな…そして
静かで 掛け替えのない時間が
滲み出ているように 感じます

いつも 騒音を
まき散らかしている身ですが
自然の創りだす 音
人間の創りだす 音
どんな小さな音にさえ
静かに 耳を澄ませて
これからも
音 を
大切にしていけたらいいな…


cinq-cents soixante 560
今年の3月にも
いせ ひでこさんの
新刊が出ます…