昨日、竹熊健太郎の「篦棒な人々・戦後サブカルチャー偉人伝」を読んだ。
中でも石川豪人の話の中で興味深い部分があった。
石川氏が幼稚園時代、母親に連れられて見に行った芝居が「乃木将軍と納豆売り」という題目だったという。当時、かなり人気で石川氏も何回も見に行ったというから、戦前にロングランしたお芝居なのだろう。
納豆売りは少年であり、粗末な服を着ている。膝小僧も丸出しだという。女形(おやま)が演じていたというから、美少年であり、化粧もしていて、照明も妙な効果を出していたそうだ。
で、幼い石川少年は気づくのである。何かピチャピチャ音がする。
これは石川少年にとって当時は理解できなったが、少し経って、客で来ていた女性たちのオーガニズムの音だと理解するのである。
たぶん予想するに、この芝居の乃木将軍役は写真のような壮年の頃ではないと思う。
もっと若い、髭も立派で髪も黒々として、いかにも軍人という感じではないのか 。 そうでないと艶かしい芝居にならないような気がする。
石川氏はどんな女性も美少年が好きと力説するが、そういうもんなのかな?
ヤオイだBLだと巷では腐女子などと自称する層などにもてはやされているが、昨今のブームではなく、昔から脈々と受け継がれているんだと考えさせられました。
そして、このお芝居、乃木将軍と納豆売りはBLの元祖かもしれないね。
もっと昔も落語や講談などであったかもしれないが、少なくとも歌舞伎みたいなディフォルメされたキャラクターでないホモセクシャルを描いた品はあまり類例がないように思う。
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