攘夷「キサマ…日本のロックの良さがなぜ分からぬ!」
怒りに奥歯をギリギリ噛み締めた攘夷殿。鬼の形相である。
腰に差した守り刀にソロリソロリ手をかける攘夷殿。
若衆「攘夷殿、まぁ落ち着いて。…オアシスやストーン・ローゼスが英国ロック、果ては世界標準のロックじゃなかろうかと…。」
攘夷「じゃかぁしぃ!!」
「ジャキーン!」
若衆「ウワッッ!……パサッ」
攘夷殿の刀の一閃で若衆のマゲを切り落とした。
頭をさすり、放心状態の若衆。
攘夷は刀を鞘に静かに収め、再び話し始める…
攘夷「日本のロックはこの刀と寸分違わず同じもの。サムライの精神と一心同体じゃて!違うかッ!」
若衆「…そうじゃった。」
攘夷「フン。分かったか。それでは自分の求める道を改めて探すが良い。ロック探求の道は常にイバラの道、獣道よ。覚悟してかかれッ!」
若衆「攘夷殿。…ご指導していただいて有り難き幸せなり。了解つかまつった。」
攘夷「マゲはもらっていくぞ。筆の材料として高く売れるそうだからな。じゃあな。ガッハッハッ。」
若衆「……やっぱ攘夷殿スゲェや。」
完
