ここは病院
小さな町医者である。
待合室はすでに満席状態
午前9時だというのに、
よほど信頼できる先生なんだろうなぁ☆
最初の診察が始まったらしく 俺はようやく席をGetした。
45~60歳くらいであろうか
おじいちゃんおばあちゃん達に囲まれた俺は何だか照れ笑い
すごく綺麗な看護婦さんもいる
なんか 病院ていいなぁ
うん、悪くはない。
一人感傷にひたっていると
次の瞬間!
その美人看護婦が俺の元に舞い降りた!
「携帯の電源は切って下さい!!」
屁が出た
もっともである
一瞬にして恥ずかしめられた俺は 反省と悲しさと後悔の念に包まれた、
よく 映画館、冠婚葬祭などで携帯を鳴らしてるアホがいる
それと同類なわけだ、、
常識である
美人看護婦に怒られ
「付き合っても告ってもいないけどフラれた」
って気持にさえなってしまった
(男にしかわかんねーだろーなぁ)
そうこうしてるうちに待合室は入室率130%
立って待っているおばあちゃんさえいる
ハッ!
譲らなければ!!
室内に若い男性は俺一人
当然の如く席を譲らなければならない
おばあちゃん辛そうだ、、
譲らなきゃ、、
しかし 肝心な声が出ない
譲らなきゃ、
緊張で硬直してきた
おそらく今の俺はウンコも硬い
譲りたい、、、
譲りたいのに体が動かない、
どうしよう、、、
、、、
次の瞬間
俺の取った行動は
「寝たふり」
であった
最低である
寝たふりなのか 死んだふりなのか
本当に 最低である
家に帰ってからその事ばかり考える
この時ほど自分が情けなく 無力に思えた事は無かった
たしかに勇気が足りなかった
すごくかっこわるかったと思う
人として
もっと人らしく 温かく
そして
素直に生きていきたいなと 切に願った
辞めていたタバコに火を付けながら