今日の朝
私は登校日ということもあって、いつもより早く起床した。夏休みになれていたためか、普段自分が何時に起きていたのかを忘れ、かなり早く起きてしまったみたいだ。
二度寝するほどの時間はなく、私はシャワーを浴びた。冷水で眠気は覚めた。そして髪の毛をセットし、準備万端になった時、時計の針はまだ七時をさしていた。
いくらか早過ぎる。しかしやることもないので、早めに学校に行くことにした。遅刻するよりはマシだ。
自転車での登校中、ふと背中に違和感を感じた。なにかに見られているような、そんないやな感じだ。
気のせいだと思いながらも、ついつい後ろを気にしてしまう。
そしてふとカーブミラーに目をやった時、俺は自分の目を疑った。自転車の荷台あたりに、黒い影のようなものが写った気がしたのだ。
当然ながら自転車での走行中にカーブミラーを凝視したわけじゃない。一瞬視界に入った程度だ。しかし確かになにかを見た気がした。
そんなこんなで、嫌な気分で登校していると、前方に警察官が見えた。交通課が朝のスピードチェックをしているのだ。
別に自転車の違反をしているわけじゃない。おれは警察官を通り過ぎた。
その時、
警察官が俺に怒鳴った。
『おい!二人乗りだめだろ!』
俺に言っているとは思わず、そのまま自転車の速度を落とすことなく通過した。
しかしよくよく考えてみる。
警察官の目は明らかにおれを見ていた。いや、それ以前に周りに二人乗りはおろか、自転車すらなかった。
警察官の目は何を見たのか。
そう考えると、背中の違和感が強くなっている気がした。
カーブミラーに再び目をやると、黒い影は色濃くなっている気がした。
これはつい昨日起きた事実です。
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