何故なら、もしそれが鬱病なら、自らの中に要因を抱えている事も多く、その治療は非常に困難だからです。
それに対し、適応障害は周囲からのストレスにより、様々な症状を発症するというもの。
ただ、そのストレス因子となっている環境や人間関係さえ断ち切れば、多くの適応障害の症状は改善されます。
ですから、治療の内容そのものは鬱病に比べてかなり容易だと考えていいでしょう。
ただ、一社会人として生きている以上、環境や人間関係を変えるという事自体が結構難しく、適応障害の症状も中々収まらないという現実があるんですよね。
適応障害の典型的症状としては、所謂不定愁訴の連発で、確かに鬱病に非常によく似ています。
周囲のストレスで症状が出る適応障害は全く違うというご意見で、それは理論上納得出来ます。適応障害の症状は、鬱病にとてもよく似ているため、精神科や心療内科できちんと診断を下してもらう必要性があります。
ただ、常にどこででも症状が出るのが鬱病なのに対し、ある程度特定の環境の中で症状が出るのが適応障害だとでも捕らえておきましょうか。
実際、患者さんの中には、会社で仕事をしようと思うと、汗がダラダラ流れ、手がブルブル震えるなどという症状に見舞われる。
また、鬱病かどうかもしっかりと判断してもらい、適切な治療を受けられるように心がけたいものです。
特に、まだまだ更年期には遠いのに、不定愁訴や偏頭痛などの症状が頻繁に出るという人は、一度検査してもらわれた方がいいかも知れませんね。
そして、それが適応障害の症状だと判明したら、決して無理をせず、冷静に環境の変化を考える事が大切です。
という事で、適応障害の症状を今一度、関連のブログやサイトでチェックしてみましょう。