18歳で業界に入りしたワシも40歳になった。40歳になって焦るというより悟りみたいなのを開いたんかな(笑)

やっぱり誰にも自分がこうありたい。こう見られたいって結局他人の目を気にし過ぎてるからだと思うねんな。

ええ車乗ったり。ええ家住んだりっていう昔のワシみたいなね(笑)

プロレスという素晴らしいジャンルを利用して、自分の物欲を満たし、それを他人に誇示しようする気持ちが今現在の自分に繋がったんだなと今これを書きながら反省している。だから今物欲無くなったね(笑)

住んでるところも駐車場込み7万円のアパートやし。乗ってる車も15万円のホンダ・フィットや!!怖いモノ無しやで(笑)

ワシ自身良い時期の時は周りもチヤホヤ。同業者も良い反応してくれるけど売れなくなったら見事に真逆になるよな(笑)

ナニクソ~とか思ってた時も確かにあったけど…今はもう…諦めました(笑)人生を前向きに諦める事を悟りを開いたと言います(笑)

人生を前向きに諦めると強いよ~最強だよ!!

今は色んな?団体の試合に出場したり。あとマットプロレス(ノーリング)の大会を主催したり。他お客さんとの交流イベントを開催したりして、何とかかんとか生活している。フリーランスなので毎月収入にバラツキはあって不安になったりするんやけど…まぁ生活レベルを落とせば大丈夫やろなともう昔みたいにちょっと儲かったからってええ車買ったり見栄の為に下品なお金の遣い方はしません。はい。ただワシはプロレスはずっと続けて行くし、まだまだ夢もいっぱいあるしね。今は団体に属さず(属せず?)フリーランスとしてどこまで飯が食えるかを実験中やねん。その為に色んな事を仕掛けてるところ。

 

この本もそう。そしてこの本を元に映画製作も挑戦したい。そしてワシみたいな仲間を増やしたいね。フリーランス仲間をね。フリーランス同士が助け合いながら色んなイベントを企画したりとか楽しそうじゃない?去年開催したシェア興行もそんな流れから実現した。プロレスは物心ついた頃から親父の影響で好きになってんけどそれから中学生になり、プロレス雑誌を買い漁るようになり、自分なりの人生設計を描き?高校ではレスリング部に入り。卒業して上京と。紆余曲折無く?(笑)業界に入り、1994年4月17日にデビューした。それから約22年も経つ?気が付いたら人生の半分以上プロレスをしてる事にビックリや(笑)最初はホンマに色んなアルバイトしたよな~。アルバイトしながらも[これはホンマの自分じゃない]と違和感を感じつつ。そう…とんでもない勘違い野郎だった訳よ。

プロレスラーで食べて行くのが本来の自分の姿なんや!ってホンマ勘違いしとったな~思い返すと恥ずかしくなるわ。でもそんな勘違いも5年続けたら現実になったもんやから人生ってホンマ分からんよな。そう。ワシはプロレスラーを自分の職業にしたかってんな。ホンマに夢のある世界やなと思うで。

 

ファンの頃観戦に行ったら普通の体育館にリングが設置されてるだけで心踊ってたもん。ほんでそのリングに立つプロレスラーはホンマに自分の中ではスーパースターなんだよな。そんなプロレス少年のワシが今のくいしんぼう仮面をやってるワシを観てどう感じるかとても興味があるわ。うん。実は今その事に頑張って行こうかな?なんて思ってるんや。昔の純粋なプロレス少年だった頃の自分に向けて良いプロレスラー像を見せて行こうかなと。考えてみたらワシはずっと昔のプロレス少年だった頃の自分を意識していたように思うねん。

 

俺こんな選手と試合したんだよ。スゲーだろ?

俺今プロレスだけで飯食ってんだよ。スゲーだろ?

俺こんな団体に出たんだよ。スゲーだろ?

 

ずっとずっと過去の…プロレスラーになる前の自分との対話をずっと続けてきた。やがてその対話も無くなり今度は自分のまわりに、世間に?俺スゲーだろ?って。そのスゲーだろ!?って気持ちは今の駄目な自分をどうにか認めて欲しい、虚しくて悲しい自己欲求だったんやろな。プロレスラーならいっぱい稼いで 良い車乗って 良い家住んで。目標にするのはとても良い事やと思うけど。その目標が人生の全て?

 

安易なお金儲けに走り(株(笑))

自主興行を乱発し。

お金。お金。お金。

 

プロレスラーとしての才能も業界としての評価もこんなモンやけど…お金は多少稼いでるからもっと僕の事を評価して下さい。もっと僕を認めて下さい。ろくに練習もせず…プロレスの研究もせず…ずっとずっと…

認めて欲しかった。

でも苦しかった。

日を追う毎に…

そんな時、過去の自分との対話が再び始まった。

 

[お前は充分頑張ってるよ。プロレスで食べて行く夢も叶え。色んな団体にも上がり。これ以上何を求める?]

 

およそ10年ぶりの過去の自分との対話。自己との対話。やっと自分と向き合える事ができた。自分と向き合える余裕ができたと言うべきなんかな。

くいしんぼう仮面と言うキャラクターをやってまもなく17年になろうとしている。23歳でこのキャラをやり始めたワシも今年41歳になる。プロレスラーのキャリアほとんどがくいしんぼう仮面やけど…やはり素顔時代も自分の中で貴重な経験やったし。大切な財産や。素顔時代がないとこんなオモロイ自叙伝書かれへんしな(笑)

そして今現在も素顔時代の頃に戻りつつある。業界においての立ち位置や収入もな(笑)今後もますますオモロイ自叙伝書けそうやな(笑)

もう物欲とかは今無いねん。リングに上がってお客さんの声援が欲しい。反応が欲しい。自分のホンマに必要なものがやっと分かった感じやな。40歳にして?

 

プロレスラーは地位も名声も必要かも知らん。でもそれだけが目的では続かないと思うねん。やっぱり根本にあるのはプロレスが好き!って気持ち。それとリング上に降り注ぐ歓声!それがあるから辞められない!それが全てなんちゃうかな?それから運が良ければ地位や名声が付いてくるんじゃないやろうかって最近思う。

 

ワシ自身は名もない屋台村プロレスという場所からスタートして。大阪プロレスでくいしんぼう仮面に変身して今に至る訳やけど…ただその状況に応じて上手く流れて来ただけやもんな。運だけでね。プロレスとは?プロレスが分からなくなってきた?とか難しい事は最近考えてないねん。だって好きやから辞められへんもん。それだけでええんちゃうかな?世の中は最近は複雑になってか、勝ち組や負け組や変な言葉があるよね?まぁ最近までちょっと気にしてたわいな(笑)自分自身人生において勝ちか!?負けか!?プロレス界において勝ちか!?負け…ってそんなん深く考えて落ち込むの嫌やん(笑)

所詮その言葉も見ず知らずの他人が考えたモノやろ?そんな他人が決めたルールみたいなんをイチイチ気にするから心がしんどくなるのよ。

ワシなんか最近自分ルールを積極的に採用しとるよ。勝ち組。負け組。なんか言葉使わへんで。楽しむ組。苦しむ組なんかどうや。他人のルールで苦しむのが苦しみ組で自分ルールで楽しむのが楽しむ組でってもっと酷い言葉になってもうたがな??(笑)それでもどっち付かずなのが苦楽ハイブリット組ってもうええか(笑)冗談はさておきワシ自身最近儲かってなくて生活しんどいねんけどさ。

まぁだいたい今不景気やん?そんな中でこれでめっちゃ儲けたろか!って意気込んでもそら難しいやろ?そんな中ワシ自身発想の転換で、これは儲かるのか?って考えるより…これは楽しいか!?って考えるようにしとる。それと最近の世の中はシェアって言葉よく聞くよね?あれは積極的に採り入れたいよな。自主興行もシェアしたら物凄く楽になった。その代わり儲けは少なくなるで。でもそれでも何より楽しさは独りでやるより何倍も楽しいで。

少し前に7人シェア興行なるものを開催したんやけど。ちゃんと利益は7等分できたし。営業もめっちゃ楽やったで。7人集まってミーティングなんか一回もしなかったし。最近はLINEって言うの?グループLINEでミーティングして終わり。そして何よりお客さんが喜んでくれたんや。7人シェア興行の何がええかと言うと。やっぱり7人が主役やと言うことに尽きるな。

一人で自主興行やって一人が150枚チケット売って動員するのって物凄くしんどい。でも7人やったら一人につき20数枚売ればええだけや。マッチメークも7人が主役のカードを組めばチケットも売りやすいしな。何より考えようによっちゃ7人分のギャラは無料として経費計算できるしな(笑)興行後利益を分配する訳やから。

これは今後も開催して行きたいよね。そして今は低コストで手軽に?できるマットプロレス事業?を積極的に開催しているな。これこそがプロレス興行の小商いスタイルであり。なりわいスタイルや(笑)

 

今大阪で興行を打つのはだいたいどこぞの区民センターやねんけど…確かに区民センターは経費的に安いねんけど、それでもリングを借りてとかしてたら簡単に10万20万とお金が飛んで行くわ。それでお客さんもやっぱ最低150人は動員せんとどうもならんわ。そこでマットプロレスなんやが。開催場所は主にBar。場所代はまぁ払えても1万円くらいやな。

ワシが場所を貸りる時に出す条件とは入場料以外に別途ドリンク代をお客さんからいただくねんけど、そのドリンク代を場所代として納めますと。ほんで出てもらう選手にもリングでやる試合より危険度数?はだいぶ減るからと説明して…通常の試合よりかはギャランティを安くしてもらってる。それでも主催してるほうはまぁ通常の1試合分くらいしか残らないわな。これも儲ける気満々ではやれないよね。それでもやるのはやっぱり楽しいから。リングの無いプロレスだと批判される事もあるにはあるんやけど…ワシ本人は大真面目にやってるから。だってホウキとだって試合を成立させててこそレスラーやって言葉があったやん?多分(笑)だからリングが無いところでも何処でもプロレスを成立させてこそレスラーじゃないかと言う理屈は通らないかな?通らない!???すいません…

 

ファイトマネーが主な収入源やからさ。ほんで試合をしてお客さんの前に出る機会がないとグッズも売れへんし。まとまったお金が入らないからファイトマネーやグッズ売れたお金が頼みの綱やな。だから試合オファー無ければもう自分でイベント主催したほうが早いみたいなね。たまに笑い話で[今日の試合はリングか~リングでの試合は久しぶりやから緊張するわ~]とか言うてるもんな(笑)ファイトマネーとグッズ収入。他イベントやスポンサー収入をかき集めて何とか暮らすみたいなイメージ。闘う日雇い労働者やな(笑)でもアレやな、この業界は所属団体がちょっと勢いなくなると屋台骨が揺らぐというか一転して全てが狂ってくるよな。

 

やはり専門誌に頻繁に載らないとお客さん来てくれないしね。難しいとこやけど…敗者復活みたいなの無いのかね~専門誌以外で情報拡散や知名度上げる方法ないのかね~色々考えるわホンマ。地方にも頑張ってる団体あるのにな~。さっきの話じゃないけど。やっぱり試合数少なければ自らがイベント増やすしかないのかね?ほんで情報拡散や知名度上げるのも個人でやらなアカンとか思うよなやっぱ。これからはもう競争じゃなくできれば共存と行きたいとこやね。プロレス界はもとより色んな仕事も助け合って力合わせてみたい感じかな?何も難しく考えるんじゃなくて、例えばツイッターとかでフォローしたり。フォローされたり。リツイートしたり。されたりみたいな最初はそんな身近なところから始めてみるのも良いかもしれんね。

例に出したら週刊プロレスさん。今や唯一の業界専門誌。ホンマにね~業界専門誌が元気ないって事は業界が盛り上がってないと思われても仕方ないし、それは寂しい事や。これは日本で活動してるプロレスラー全員が業界専門誌を盛り上げて行かないとアカンと個人的には思うのよ。くいしんぼう仮面のくの字も最近は出てないけど、そんなん気にしてないよ!今はね(笑)

ワシが仮にめっちゃ専門誌の広告塔になって専門誌が飛ぶように売れたら…くいしんぼう仮面を載せない訳にはアカンやろ(笑)実際そこまでの力は全然ないけど、だから小さな事から、さっきも言うたけど、リツイートしたり。シェア拡散したりね。自分は全然雑誌に載らないからって関係ないわ~なんて言うても前に進まないよね。

もっとポジティブに考えてなんやかんや言うて業界専門誌にはワシ自身子供の頃からめっちゃ夢見せてもろたから!いや…プロレスラーになってる方々も絶対同じやと思うわ。ホンマ夢のような雑誌だよ。

ワシ自身は夢も見せてもろたし元気ももらえた。特にそんなにプロレスラーが頻繁に来る土地じゃなかったからね。だから唯一無二の情報源だった訳さ。夢を与えてもらった専門誌に恩返しと言えば大袈裟やけど…何かしたいなとは思うてる。小さな力やけどね。そんな感じで恩返しの気持ちが最近は芽生えてるのかな?勿論プロレスに対しても恩返ししたい。だって自分の人生をガラリと変えてくれたのはプロレスだったから。これだけ楽しませてくれたんやからね。まぁ恩返し言うても今は全くのノープランなんやが。色んな選手の情報をシェア拡散したりイイね押すくらいしか思い付いてないんやけどね(笑)でもそんな小さな1歩が多人数になったら何か変わるんじゃないかって思ってるけどね。さっきも少し触れたけど、勢いある団体って羨ましいよね。ワシの主戦場はインディーなんやけど…まぁ今はメジャーもインディーも壁がなくなったとか色々言われてるけども。

やっぱりメジャーと言われてる団体さんには頑張って欲しいし。業界をずっと牽引していってもらいたいと思う。これはイチファンの意見としてね。そしてインディーと言われる団体さんも勢いあるところ素晴らしい活躍をされていて。ホンマに凄いと思うし、インディーと言われる団体は所属している選手も素晴らしいと思うてるけど、皆同じ方向に向かってチームプレーでもって所属選手の魅力を2倍にも3倍にもしてると思う。まぁ1つ言える事やけど今のお客さんはホンマ恵まれてるよ~

こんなに団体あるもんな。学生時代のワシなら全部観に行くもんな!でもねでもね…ワシはこれからは個人で活動する動きがあってええと思うねんな。確かに今までは違うと思うよ。でもこれだけ多種多様な団体が乱立している昨今今更何?みたいな感じやけど…団体に所属してレスラー生活を全うしてもええけど…団体を抜けてフリーランスになって活動する選択権があっても良いように思う。すでにあるって?すでにそんな形態があるのはあるんやけど…ワシの周りではフリーランスで幅広く活動する選手がいないような…東京中心で活動しているフリーランスの選手はまぁ試合数も割と安定してあるんやけど…やっぱり大阪中心で活動してる選手はまだまだやなと思うねんな。ワシ含め。

 

まずはその問題に着手したい。ひとつの実験やね。そして今は自らが実験台となって日々?奮闘してるところや。この本も何かしらのきっかけになってくれれば嬉しいね。勿論次はドキュメンタリー映画もやるつもり。ただの話題作りじゃないからね。ただ単に自分が観たいって言う安易な理由なんやけど…この本も映画も業界関係者は絶対観たいと思うけどなぁ~

ワシャ冨宅さんの一日とか興味あるけどね。マグニチュード岸和田さんの華麗なる一日とかさ(笑)ちょっと脱線したけど…今やってる活動は勿論ワシが好き好んで喜んでやってるけど…ホンマお金儲けだけじゃ出来ないよ。

今一番自分自身欲しいのは影響力!!アクティブユーザー数。沢山の賛同者。それがあればホンマにやりたい事がどんどん出来ると思う。例えばツイッターとか見てみると、フォロワー数100万人とかいう人なんか明らかにタダ者じゃないでしょ?だいたいそんな人はやりたい事があれば容易に資金調達できるやろね。やりたい事があって1000万円欲しいから貯金してとか考えてても、これは時間が掛かりすぎる…じゃなくて1000万円ならすぐに調達出来ますよ~って人を目指してみたい。

それが影響力のある人の自分なりの定義かな?じゃあ自分のやりたい事ってのが、勿論プロレスの試合が一番だよね。

それと理想はこないだ開催した7人シェア興行みたいなやつね。

シェアっていう概念をプロレスに置き換えるとホンマに楽しい事が出来ると思うし大きな事が出来るとおもうんやけどな~

いつかは50人シェア興行でもやろうかな?(笑)一人10枚チケット売ったら500人!1人100枚売ったら5000人やで!!

ほんでばかデカイ会場借りて、舞台セットも超豪華にしてやるんやけど…経費が莫大過ぎて50人が一人1万円ずつしか持って帰れないとかいう壮絶なオチなんかどや?(笑)これは楽しいで!!

そんな事もたまにはしたいし。後はお客さんとの交流。大阪は常設会場があったんやけど…やっぱ難しいんやろか?ワシなりの考えやけど…やっぱり常設会場も一団体が経営する時代じゃないのかもね?これもシェアすればええと思う。

7団体くらいでさ(笑)日曜日メインで使う団体だけ家賃の比率がめっちゃ高いみたいにするとかね(笑)常設会場にBarも設置して試合後は選手とお客さんの交流とか楽しいと思うけどな~。儲けたるって意気込むと楽しい部分が薄くなるねんな。

もう貧乏を肯定するのも辞さないみたいなね(笑)だからワシそんな明るい未来を見越して今めちゃめちゃ生活レベル低いよ(笑)外食も行けへんし。行っても王将とかね(王将はめっちゃ美味しくて安い!!)家で食べる御飯が一番だよ。そして寝るのも家が一番落ち着く。これこそが人生を前向きに諦める極意だよ(笑)

それで大好きなプロレスをして。応援してくれるお客さんとの交流。

死ぬまでこのルーティンが続けば最高やね。何か結局ワシのビジネスプラン言うの?そんな話に終始してもうたな。もっとプロレスラーらしい話もせなな。って言うてもそんなん望まれてないような気がするんだけどね(笑)

でもワシのお客さんはメジャー団体出て下さいとかこの選手と試合して下さいとかありがたい?事に言うてくれるんやけどな。でもワシ気が小さくて良い人やからさ(笑)そんなんメジャー団体さんもその選手も迷惑なんちゃうかな~なんて考えてまうんやけどね。

面白い事に人気団体さんや人気興行に出たら確かにツイッターのフォロワーさんが増えたりダイレクトな反応があって良いんやけどね。

そら出たい団体さんは日本で一番大きいところだよね(笑)まぁ現実には難しいし、いつかタイミングがあればみたいな感じやね。生きてるうちにお願いします(笑)

あとは一回こっきりでええから米国の一番大きいところに(笑)あとはメキシコね。思い出作りみたいなノリで是非実現したいと思ってる。勿論それが目標って訳ではないんだよ。

とりあえずプロレス出来たら幸せな基本スタンスなんやけど…大きな団体に出るということは影響力が増すよね?知名度が上がって。それこそフォロワーも増える。近道してやりたい事ができる。

アカン…また結局ビジネスプランに戻ってもうた(笑)ちょっと話を戻すと対戦したい選手となるとやはりファンの頃影響を受けた方々かな?テレビや専門誌で夢を観させてくれた選手。80年代後半から90年代の方々かな。メジャー系からFMW。みちのくプロレス。今だに自分の中ではヒーローやからね。そういう方々と試合をして。そして試合後記念撮影すると。ほんで何人かとは打ち解けて生きざまインタビューを収録(笑)これええがな!!(笑)

やっぱり22年もプロレスを続けて、40年も生きてるとホンマに色んな経験ができるな。自分の中でのプロレスに対する価値観もその年代によって変化していってる。プロレスラーになる事が目標。プロレスラーで食って行く事が目標。プロレスで家族を養う事が目標。

ほんで最近は目標というのは大事なんかも知らんけど…もうええかなってそれより日々を楽しもうかなと。

今の世の中便利になりすぎた分色んな情報に触れる訳やんか。それでまぁ先の事とか、まぁ将来の事とか。同世代はこんなに出世してんのに俺は?みたいなね。雑音。雑音。また雑音。そんな時は立ち止まって…自分のルールで自分の価値観で日々を楽しもうって。そうしたら感謝できるモノいっぱいあるで。

もう充分に何もかも豊やんかって。自分自身プロレスが出来てそしてお客さんに歓声をもらって。ほんで素敵な寝床に美味しい御飯があればもう最高かなって。

ワシはそれ以外に何を求めてたんやろな。ホンマ周りの目ばっかり気にしとった時のワシは何か常にイライラしとった。

無理に自分を着飾り。プロレスに関してはジャンル的?にはお笑いとされるスタイルで周りから馬鹿にされてると思い込んでて…

俺はこんなスタイルやけどお前らよりええ車乗っとるし稼いどるんじゃ!!って変な意地張ってたっけ。(笑)

そんな感じだったから…一回当事居た小峠なんかに[今は大阪プロレスが同じ方向に向かわないと駄目ですよ!!]って本気で怒られた事もあったっけ。ホンマにね。若い子達のほうが純粋だよね。ホンマ大阪プロレスでデビューした子らはハートのええ子ばっかりだよ。

今はバラバラになったけど…原田も小峠もええ奴らやしホンマに成功して欲しい。九州に行った瀬戸口も。今は桜島か…彼なんかも怪我で何回も欠場してホンマ苦労したと思うけど、今はホンマに立派になったよね。やっぱり継続する事の重要性。そして彼のハートの良さが今実を結んでるんじゃないかな。

そして大阪にも頑張って活動している後輩達がいる。何だろうな。偽善的やと言われるかもやけど…色々あった自分が何を今更と思われるかも知れないけど…

今の自分は[身近な人を幸せにしたい]言うてて恥ずかしいけどそれが今の気持ちやな。ワシは今自分が食べて行く目的もあるけど…ホンマに様々な事を経験を積んで最後はそんな心境に至った。

ここ数年は自分でお店したり。マットプロレスイベント開催したり色々やるなかで…やっぱり大阪プロレス時代の身近な後輩達が力を貸してくれた。先輩ではあるが、岸和田さんも一緒に合同興行をやったりとかして何かと助けていただいている。

冨宅さんにもイベントに出ていただいたり、結構酷な?条件の時にも嫌な顔ひとつせず快く引き受けてくれる。

同期である菅沼さんにもお店の時もイベントの時も助けてもらった。同期なのか先輩なのか関係性がイマイチ分からないツバサさん(笑)試合に関してはいつも気付きを与えてくれてリスペクトできる選手。今回の生きざまインタビューに名乗り挙げていただいて嬉かった。そんな中自分が思う事。出来る事。それはそんな身近な人を幸せにしたい。って事。具体的には分からないけど微力ながら活動の場を多く提供できたらええかなと思う。

少しずつ小さい事からお役に立てればええかなって。くいしんぼう仮面にもらった仕事で光熱費払えたよ。とかからスタートしよか(笑)この本もそうやし、今ホンマに色んな企画をして実現させているけど。

企画イコール居場所作りかなと思ってるんだよね。

自分の中では結構ドライな人間だと思ってたけど、最近ワシはホンマに寂しがり屋やなと思うてるねん。今後も自分の居場所作りで色んな企画を実現していきたい。この本でワシは伝えたかった事って何なんだろう?みんなはプロレスラーの華々しい箇所だけ聞きたかったのかな?サクセスストーリーだけを期待していたのかな?でも自分を含め皆プロレスラーでありながら普通の人間なんよな。

リングを下りれば…そんな人間らしい部分を自分なりに伝えたかったのだろうか?確かに周りを見渡せば元気のある団体。盛況な団体あるわな。自分も良い時期ってのも経験したし。

それはとても大切な財産であると思う。それから紆余曲折あり、色々今大変かも知らんけど…まぁ勢いある団体もそうじゃない所もただ共通している事は…プロレスが好きという気持ち。そして様々な団体もあって様々な選手もいてそれを応援してくれるお客さんもいる。

どんな団体にも。どんな選手にも。それぞれにお客さんが付いている。

自分達は大好きなプロレスをする事で…そのお客さんも喜んで元気になってもらえる。

メジャー団体さんはメジャー団体さんなりのプロレスの広めかたをしていけば良いと思うし。個人は個人でプロレスを広めて行けば良いと思う。プロレスってこんなに面白いんだぜって!!ワシはワシなりにプロレスの布教活動を続けていくつもり。それがこの本であり、この先のドキュメンタリー映画でもある。これがワシ流のプロレスの広めかたやなと思うてる。

 

いい加減まとめに入らなアカンよな。とりあえず今後どうして行こうかな?今何とか暮らしてる感じやしな。

一応家族もいるし。もう少し頑張らなアカンのやけど…まぁ何とかかんとか養ってはいけてるからな。試合とか少ない時とかは貯金を切り崩しつつ。ほんで貯金の残高がいよいよこれはヤバいで!!とかなると不思議と大きな案件が入ったり、試合やイベントが増えたりとまぁ何とかやっていけてる感じやな。

もうええ歳になったし色々学んだ結果として。

自分で足使って営業するのはもうしんどいしやりたくないしやってないな。こっちが必死で仕事取ってこよ!!って力んでも見事に成果ゼロやねんな(笑)嘘みたいな話やけど…向こうから勝手に来んねんな。

ホンマ最近そればっかり。やっぱり力んで出るのはウンチだけ…だよね(笑)思えば、くいしんぼう仮面にならないか?ってオファーもらった時も何も力んでない状況やったっけ。

田舎に帰って同級生と遊び呆けパチンコ屋に入り浸っていたっけな。まぁ人生深く考えない事だよね。ついでに生きてるって感じで緩く考えないとな。30代の時は毎日試合して。終われば営業活動してとかやってたけどね。また同じ事やろうとは思わないし。そう考えたら今はホンマ楽しいよ。講演活動したり、結婚式の賑やかししたり商店街の賑やかししたり、必要とされてる感じするわ。

週末は試合して。ほんでせっかく試合で大阪市内来てるんやからって事で色々顔出したりはするんやけどね。まぁそれで何とか食ってはいけてるみたいやから?今は毎日幸せや。

でもやりたい事は次から次へと浮かんでくるんだよね。まだ妄想段階なんやけど、マスクマンを2000人集めよう企画!!&マスクマンフリマ!!これはマスクマンをプロレスラーでもお客さんでもとにかく2000人集めてしまって。それから各ブースを出店しみんなで盛大にフリーマーケットをやって遊ぼうというイベント。どうやろ?楽しそうやろ?ワシ今40やけど大丈夫かな?(笑)

最初はまぁ2000人もいきなり集まらないと思うねんけどさ。これは年内中には実現したいイベントやね。最終的には世界各国からマスクマンが集結してやな~プロレスラーが試合もしてやな~ほんでマスク被ったミュージシャンやダンサーや他エンターティナーがステージパフォーマンスをやり。それを観るお客さんも全員マスクを被ってみたいな(笑)夏フェスとかコミケとかはミックスさせた(いずれも行った事すらない)ようなお祭りみたいなのをやりたいよなぁ~

そんな感じで次から次へと浮かんでくるやりたい事をみんなでやって行きたい。イベント企画イコール自分の居場所って言うたけども、やっぱり他のみんなも居場所って大事やなって思う。

人間は結局のところ一人では居れないからさ。プロレスは自分にとって職業であり生きざまである。と散々言うて来たけども。それにプラスして壮大な居場所作りとでも言っておこうかな。

ちょっと前の自分の行動力はチケット営業がほとんどやってんけど、今もまぁちょろっとはやるけども、今はとにかく[これは楽しそうやろ?]が基準やねん。これみんなでやったら面白そうやんな。

とかマットプロレスもそう。こんな場所でマット敷いてプロレスやったらめっちゃ楽しそう!から始まるねん。8畳一間の小部屋から河川敷からホンマ色んなトコでやったわ。ある意味最強やろ?基本軸が楽しいそうだからこういうイベントやるとかやからさ。

そら行動力も上がるってなもんよ。そう考えたらさ自分が言うのもなんやけど、ワシみたいな人間が100人くらいおったらスゴくない?次から次へとイベント企画して大変な事になると思うねんけど~土日はもうダブルヘッダートリプルヘッダーが当たり前みたいなね(笑)実際今昼間名古屋で試合して…それから夜大阪や明石とかで試合してるしね。

ひとつの団体に属して、その団体で試合をして。営業もして、頑張ってお客さんを動員して。その団体から毎月決まったお給料をもらうというカタチでワシ自身やってきた訳やけど…それが出来なくなったと。

 

そこでやっぱり家族を養う責任がある自分が取った行動が今に繋がる訳。だから最初は必死だった。めっちゃ不安やった。その結果不安定ではあるけど今の自分があると。

そらまぁ生活コストは下げる努力はしたよ(笑)まぁただの浪費が多かっただけやけどな(笑)でも自分が生きて行く力が抜群に付いたかな。とてもええ経験だった。

それをワシは多くの人に伝えたい。身近なレスラーに。そしてこの本の読者に。そして仲間になって欲しい。一緒に楽しい事やっていきたいよね。イベント主催者は別にお客さんだっていいんだ。お客さんとコラボTシャツでも作ったりさ(笑)

売れなかったら福袋にコソッと入れて、はい~3000円~とかするからさ(笑)それが当面やっていきたい事やね。多くの仲間達と支えあって楽しく生きて行くってストーリーって素敵やん。

そんなこんなでプロレスを22年続けて来て、皆さんが想像しうる成功ストーリーとは程遠い感じやけど…どうかな?

絵になるプロレスキャリア22年であり絵になる40年の人生じゃないかな?世界各国の名だたる団体からのスカウトまたはオファーも全く無ければ、国内においてもまたしかり…自分自身のプロレスキャリアにおける成功ストーリーにはそんな夢も盛り込まれてはいたけど…今は違う。

そんな成功ストーリーも流れに身を任せたどり着いた結果であり、結局は後付けに過ぎないのかなって。今の自分の素直な気持ちは、今与えられた役割を全うすると。

今自分に与えられた役割を存分に楽しんで一生懸命こなす。プロレスにおいてベビーフェイスといわれる善玉がいてヒールといわれる悪玉がいる訳やけど…これが役割を間違えると一転お客さん全員キョトンとするわな。

ベビーフェイスのレスラーが[俺ちょい悪オヤジに憧れてるから今日はその路線で]ヒールレスラーは[今日は彼女来てるから悪い事はしないでおこう]とかになったらエライ事になるがな(笑)

とまぁこんな感じでプロレスにはメインイベンターもいて。前座の若手レスラー。ベテランレスラー。そして楽しいスタイルのレスラーがいてと。それぞれ役割がある。

世の中見渡すとお医者さん。お巡りさん。学校の先生。大工さん。ガードマン。色んな職業があって様々な役割ってあると思う。みんな与えられた役割をちゃんとこなすから世の中が円滑に回る。自分の与えられた職業を与えられた役割を一生懸命こなす人ってやっぱり格好いいと思うよ。

 

ワシはプロレス入る前はやっぱりスーパースターになりたかった。

みんなにちやほやされるスーパースターに。でも自分に与えられた役割は今のくいしんぼう仮面というキャラクターそれは18歳で業界に入ってきたワシとしては決して最初から望んでいたキャラクターではなかった。

確かにお客さんから面白がられ。同業者にも軽く見られがちかも知らん。でもそれは…そう感じるのはその役割を完璧にこなせてなかったから…そう…格好いい生き方をしてなかった。

与えられた役割って言うのは神様がくれたプレゼントなんやろな。そのプレゼントをありがたく受け取りそれを一生懸命全うする。

まさに脇目も振らずに。そうしたら今度は世の中が、世の中の人がプレゼントをくれる。応援。そして仲間というプレゼントを。

今なら胸を張って言える。

 

神様…プレゼントをありがとう。

 

ワシはくいしんぼう仮面として生き続ける。

そう神様が与えてくれた最高のプレゼントくいしんぼう仮面として

 

沢山の応援をしてくれる最高の仲間達とともに…