生きざまインタビュー第2弾【ビリーケン・キッド編】01


くい :どのくらいから振り返りましょうか?
ビリー:いやいや、僕に聞かれても!(笑)
くい :そうですよね(笑)では、プロレスを好きになったきっかけからお願いします。
ビリー:初代タイガーマスクをテレビで観て…なんですけど。僕は男3人兄弟の末子で当時、一番上の兄貴が初めてプロレスを見に行ったのが初代タイガーマスクのデビュー日だったんですよ。
くい :おぉー!なんて良い!ダイナマイト・キッドですね!
ビリー:帰って来て、僕に「タイガーマスクってめちゃめちゃ凄い選手が居た」って言う訳ですよ。それで、僕はどんなもんかと、どんだけ凄いんだよと。それまで僕もプロレスは観ていましたがそこまでハマっていた訳じゃなくて。兄貴が観ているから観ていました。
くい :はい。
ビリー:ゴング鳴って、タイガーステップでリングをグルグル周った瞬間に「めっちゃかっこいいー!なんやこれ」ってなって。
くい :えぇー!それはもう昭和57年くらいの話ですかね!
ビリー:そうだったかなー(笑)57年くらいかなー。
くい :実はですね、その辺はあんまり記憶無いんですよ。小学1年生くらいだったと思います。
ビリー:そうですか?もっと下じゃないですか?
くい :そうですかね、じゃぁ、やっぱり記憶無いですね(笑)僕が記憶あるのは、ザ・コブラなんですよ。小学3年生。タイガーマスクの後に出てきたマスクマン!
ビリー:コブラ見て「おぉ!スゲー!」ってなったんですね。
くい :はい。そこで心奪われたんですね!
ビリー:そうそう。それで色々調べて、兄貴が「この人がタイガーマスクの正体だ!」なんて名鑑とか見て教えてくるんですよ。それで生年月日見たら僕と誕生日が一緒だったんですよ。それでめっちゃ嬉しくて。親に感謝しました。
くい :11月27日!
ビリー:おぉ!そうです。
くい :その時からプロレスラーになろうと思ってたんですか?
ビリー:思ってたんです。小学1年くらい。毎日百回ヒンズースクワット。
くい :低学年から?
ビリー:それで背が伸びなくなったんですかね(笑)

 

続く…