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私の履歴書20枚目

特別興行が終わって2シリーズ目の『東北恩返しシリーズ』が始まった。
みちのくプロレスから派生した大阪プロレスにとっては東北は凄く思い入れのある場所やと思うし、
熱狂的なファンも多数このシリーズに駆けつけてくれた。
このシリーズで松井さんに提案されたんやけど、くいしんぼう仮面にはライバルが必要やという事で、
用意された選手がポリスメ~ンやった。
会社には二人のシングルマッチをゆくゆくは名物カードにして、
第二のヨネ原人対ウィリーウィリキンスJrみたいになる事を望んでいたんやけど…ハズレてもうたなぁ。
ポリスメ~ンの中身は上野幸秀さんなんやけど、わしにとって大先輩やねん。キャリアも凄いあるお方やねん。
そんな偉いお方がわしみたいなレスラーのライバルなんていくら会社から言われた事でも納得できんかったみたいやわ。
そういうことですよね?上野さん!すいません、自分が悪いんすよ!
上野さん自身はわしに凄い優しい方やったな。個人的にはポリスメ~ンやバトレンジャーやってる上野さんより、
赤いロングタイツにキックレガース着けた上野さんが好みやな~。
そして2シリーズ目の東北恩返しシリーズが終わり、わしはまた松井さんに「自分クビですかね?」と聞いた。
松井さんはさわやかに「全然大丈夫だよ!」と答えてくれた。あの頃は松井さんの顔色ばっかり伺ってたな!
旗揚げから2ヶ月くらい経った頃、大阪プロレスは梅田にある光明アムホールとなんばのNGKスタジオで
週末定期戦を行う事になった。
今みたいな常設会場ちゃうからリング作りがひたすらシンドかった。特にアムホールは階段で運ばなあかんかったから辛かったで!
キタとミナミで週末定期戦をやるっちゅうのは旗揚げ前からのプランだったらしい。
そこで当初コンセプトとして掲げた映画のようなプロレスを実践していく事になるんや。
前座では怪獣やウルトラエースが出てくる子供向けのストーリーがあり、
メインでは大王カルト生誕ストーリー…つまりめっちゃ悪いキャラクターができるまでのストーリーやね!
あれっ?わしは?出とったがな!前座のオマケでな(笑)
色々あるけど面白かったと思うで。試行錯誤しながらやけどだんだん大阪プロレスのカラーが出てきてた時期やったんちゃうかな?
キタとミナミでの定期戦が始まった頃、後に永遠のライバルと認めあう男、現菊タローこと初代えべっさんが参戦してきた。
現在も千葉の台風として恐れられてる彼やけども、ホンマ腐れ縁やねん。初めて会ったのがわしが18歳、菊ちゃんが17歳。
場所は屋台村のリングやった。次がIWAジャパン。そして大阪プロレスで三度目の再会を果たす。
リング上ではまさに息ピッタリの名コンビやが、リングを降りたら以外にもあんまり会話ないねんな。
全然話せへんわけちゃうで。でも二人で仲良く遊びに行く事もなければ、車で移動してるときも基本無言や。
それが逆にええんやろか?
わしから見た菊ちゃんのイメージは…バイタリティが凄いね!休みになったらしょっちゅう海外行ってるもんなぁ。
好奇心旺盛で新しい物好き、車も何台も乗りかえる浪費家。あと控え室での彼の面白さはまさに神や!
プロレスにはライバルが必要って言われてるやろ?わしがこうやって十年間くいしんぼう仮面としてやってこれたんは、
やっぱり初代えべっさんがいたからやと本気で思うで。
そういった意味では彼には感謝の気持ちしかないなぁ。そんな伝説のくいえべ対決が始まった時期やった。

続く…!