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私の履歴書10枚目
前回の海外編から話は戻って、まだまだ続くＩＷＡジャパン編！
わしがＩＷＡジャパンに上がり出して３シリーズ目を迎える前に、絶対的エースの中牧さんが退団した。
３月シリーズはホンマにいろいろあったわ。
まずはわし自身なんやけど、最初華々しく登場したわしと板倉さんのはぐれ軍団は、僅か２シリーズで
正規軍に吸収合併されるプランが会社の意向で浮上した。
しかし、気がついたらターザン後藤率いる真ＦＭＷに入ってたんや。 決してその時期、バイク事故起こした菊ちゃんの代わりに
そこに配属された訳ちゃうよ。
わしは若手からやり直したほうがええなと思ってたんやけど、宇宙が許してくれなかったんやろな(笑)
真ＦＭＷに入ったのは３月シリーズ最終戦の仙台やったな。ドタバタやったけど、最後にとんでもない事件が起こってしまうんや。
最終戦を終え、我々はバスに乗って東京に帰っていた。その日たまたまバスの調子が悪く途中でエンジントラブルを起こし
路肩に車を一時間ほど止めてたんや。
後続していた宣伝カーが異変に気づいてスピードを落として選手バスの後ろに車を止めようとしたその時、後ろから大型トラックが追突！
その宣伝カーには若い営業の方と上田馬之助さんが乗っていたんや。
上田さんはこの事故で全身マヒになる程の重症を負ってしまう。そして運転手の若い営業の方は二十一歳という若さで
この世を去ってしまったんや。名前は大盛さん。
亡くなる数日前にたまたまその宣伝カーに一緒に乗ってテーピングの買い出しに行ってたんや。年が近いからえらい話が弾んで、最後の会話は、
わし「若いのに営業のお仕事テキパキやられてえらいですね。」
大盛さん「いやいや僕、本当にプロレスが好きなんで。本当はプロレスラーになりたいんですけどなれますかね？」
わし「僕でもなれたから絶対なれますよ！」
大盛さん、生まれ変わってもプロレスラーになりたいと思ってるなら、その時は一緒にプロレスやりましょうね！
合掌
ホンマにいろんな事があった平成８年３月やった。
わしの偏った考えやけど、わしらはリング外でどんな悲しい事や嫌な事があってもそれを絶対リング上に持ち込まないんや。
そこにお客さんがおったら常にベストを尽くさないとな。偉そうな事言うてもうたわ…
つづく…！！
私の履歴書10枚目
前回の海外編から話は戻って、まだまだ続くＩＷＡジャパン編！
わしがＩＷＡジャパンに上がり出して３シリーズ目を迎える前に、絶対的エースの中牧さんが退団した。
３月シリーズはホンマにいろいろあったわ。
まずはわし自身なんやけど、最初華々しく登場したわしと板倉さんのはぐれ軍団は、僅か２シリーズで
正規軍に吸収合併されるプランが会社の意向で浮上した。
しかし、気がついたらターザン後藤率いる真ＦＭＷに入ってたんや。 決してその時期、バイク事故起こした菊ちゃんの代わりに
そこに配属された訳ちゃうよ。
わしは若手からやり直したほうがええなと思ってたんやけど、宇宙が許してくれなかったんやろな(笑)
真ＦＭＷに入ったのは３月シリーズ最終戦の仙台やったな。ドタバタやったけど、最後にとんでもない事件が起こってしまうんや。
最終戦を終え、我々はバスに乗って東京に帰っていた。その日たまたまバスの調子が悪く途中でエンジントラブルを起こし
路肩に車を一時間ほど止めてたんや。
後続していた宣伝カーが異変に気づいてスピードを落として選手バスの後ろに車を止めようとしたその時、後ろから大型トラックが追突！
その宣伝カーには若い営業の方と上田馬之助さんが乗っていたんや。
上田さんはこの事故で全身マヒになる程の重症を負ってしまう。そして運転手の若い営業の方は二十一歳という若さで
この世を去ってしまったんや。名前は大盛さん。
亡くなる数日前にたまたまその宣伝カーに一緒に乗ってテーピングの買い出しに行ってたんや。年が近いからえらい話が弾んで、最後の会話は、
わし「若いのに営業のお仕事テキパキやられてえらいですね。」
大盛さん「いやいや僕、本当にプロレスが好きなんで。本当はプロレスラーになりたいんですけどなれますかね？」
わし「僕でもなれたから絶対なれますよ！」
大盛さん、生まれ変わってもプロレスラーになりたいと思ってるなら、その時は一緒にプロレスやりましょうね！
合掌
ホンマにいろんな事があった平成８年３月やった。
わしの偏った考えやけど、わしらはリング外でどんな悲しい事や嫌な事があってもそれを絶対リング上に持ち込まないんや。
そこにお客さんがおったら常にベストを尽くさないとな。偉そうな事言うてもうたわ…
つづく…！！