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自叙伝特別編
年齢にして23歳になっていた。
当時所属している団体はIWAジャパンプロレス。
プロレスから発生するお金は数万円程度。
1試合一万二千円だったから
試合は多くても3試合くらいしかなかった。
アルバイトと合わせると二十万円程稼いでいた。
そこに来て実家に仕送りせねばならない状況に。
月三万円の仕送りが
苦しいからと五万円になり
多い時で7万円になり
あぁウチの親もそんな感じでせっせと俺に仕送りしてたんだなぁ~と思う。
しかし生活が苦しくなる。
希望を持って入ったプロレスでは泣かず飛ばずな状況。
そして遂にはIWAジャパンからもギャラが出なくなる。
一万二千円のギャラをもらったのもほんの数シリーズで
あとはチケットバックが君達のギャラだよと言われてしまう。
ただ浅野社長には大変可愛いがってもらったので恨みは全くない。
むしろ大変感謝してるくらいだ。
話が脱線したな…
プロレスをしてもノーギャラ
アルバイトで稼いだお金は実家の仕送りに消えてしまう。
お金が絡むと人間の本性が出てまうな。
実家に仕送り言うても
いわば今まで仕送りしてもらった分を返済しているに過ぎない訳よ。
しかし自分の生活がいよいよ苦しくなると
大切な親に悪態をツイてしまう。
ワシは打ち出の小槌ちゃうぞ!
いい加減にしろ!
破産しろ!
思わず罵倒してしまう。
今まで文句ひとつ言わず仕送りを続けてくれた大切な親にである。
しかし要求はどんどんエスカレートしていき
最後のほうには
消費者金融でお金を借りて
それを仕送りしてくれと言われてしまう。
散々文句を言う俺やが
結局二社程から借りてそれを送金した。
今にしたら全然大した事ないけど
まだ若かったから
全てを受け止められなかった。
やがて鬱状態になってしまう。
プロレスにも自分を取り巻く様々な状況にも絶望してしまった。
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編集後記
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23歳でこの状況って辛くない?
今にして思たら全然平気やけど
その現実を受け止めるにはあまりにも若すぎるわな。
でも明けない夜はないんだよね。
苦悩は夜明け前にやってくるってね。
さてこの物語はまだまだ続くのであった。
今回も最後までお読み頂きありがとうございました。