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その一部を簡単に![]()
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でもな、ちょっと言わしてもらうけど、確かに大阪プロレスに来てヒットした選手は何人かおる。
でも、わしの目から見てそういう選手は元々実力はあんねん。
ただチャンスがなかったんやと思う。
業界15年おって思うんやけど、プロレスラーが生き残る三つの条件があるんや。
まず一つ目は、実力があって仕事ができるということや!まあ、お客さんを喜ばせないとお払い箱ちゅう事や!
二つ目は運や!どんなに凄い選手でも怪我とかでリタイアする選手は多数おる。運に関しては他にもあるけどな。
三つ目は辞めない事!これは何気に一番大事ちゃうかな?わしも真っ先に答えるわ。生き残る秘訣はって聞かれたら、
どんなにしょっぱくても辞めなかったら神様がチャンスくれるからな!世の中もまだ捨てたもんちゃうで~!
大阪プロレスが誇るヒット商品になったくいしんぼう仮面とえべっさんに星川尚浩&薬師寺正人が持つCMLLジャパン認定のタッグタイトルに挑戦というチャンスが到来した。
わしもえべっさんも当時は勢いがあったから、もしかしたらと思ったんやが…
そう簡単にベルトを獲れる相手じゃなかったな。率直にいうと実力差を見せつけられた結果になった。
しかしこの試合は週刊プロレスでカラー2ページで取り扱かってくれたんや。
この頃は元みちのく勢に対する差とかはどうでもよくなってたな。
わしは確固たる独自の世界を築きつつあったからね。
まだまだ身内にも世間にも届いてなかったけど、この時の元みちのく勢との対戦はわしにとって財産になっとるというのは認めざるをえないやろう。
どうやったらお客さんが沸くか、どうやったらマスコミにいい記事書いてもらえるか、その2点に関しては誰よりも本気だった。
わしが元みちのく勢に感じた率直な感想や。今でもホンマにリスペクトするわ。まあ一緒にはおりたあない方達やけど…
その点わしは まともなんやろな(笑)
大阪プロレスは、みちのくプロレスが分裂してできた団体。
すなわちそこに参加している元みちのく勢の方達はみちのくプロレスの血が濃い訳や。
そこはまさに異文化!イコール、デリケートな人間にはとても居心地が悪い場所。
それが初期の大阪プロレスに感じたわしの正直な感想(笑)
今にしたら信じられん話やけど、もう藤田さん(現・マグニチュード岸和田)と顔会わす度に言うとったもん。
「〇〇もう辞めようよ」と藤田さんが言えば、しばらくしてわしが「藤田さんもう辞めましょうよ」ってな感じで。
一番笑えるのが、同じやりとりを年賀状でやっとったんや。「今年こそは辞めようよ」ってな(笑)お互いよっぽど嫌やったんやな。
そんな中でわしが唯一心を許せる元みちのく勢が奇跡的におったんや。
それは意外にも社長であるデルフィンさんやった。
失礼ながらその時のデルフィンさんの印象は社長というより近所のお兄さんって感じやった。
めっちゃ気さく、そして話聞き上手!
わしは元々大ファンやったから、デルフィンさんと話すのが嬉しくてな!たまに車に同乗させてもらう機会があってんけど終始わしの質問攻め!
あのライガー戦はどうやったんですか?とかクリス・ベノワのパワーボムは効きました?とか、お前はファンか?と突っ込まれるとこやけど、デルフィンさんは親切に冗談を交えつつ全部の質問に答えてくれたんや。
ほんで他愛もないわしのプライベートな話も嫌な顔ひとつせず聞いてくれたんや。控え室に行ったらしょっちゅうデルフィンさんと話しに行ってたな。
デルフィンさんがおらんかったら、もしかしたら今頃くいしんぼう仮面は5代目くらいになっとるかも知れんな(笑)
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■編集後記
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僕はプロレスしかしてないから他のお仕事の事はとやかくは言えないけど…
ことプロレスに関してはハッキリ言えるし
若い子達にもアドバイスしている。
とにかく辞めるなと
続けてみろと。
確かにスターになる選手とかはデビューしてすぐに業界から注目を集めるようになるよ。
じゃあ僕みたいな特にスター性ない選手は諦めろって?
いや違う。
プロレスって特殊なジャンルなんだよね。
誰でも一等賞取らなくていいんだ。
ドライな言い方すると
皆それぞれ役割みたいなものがある。
強い選手もいれば弱い選手も面白い選手もいる。
それがまかり通るし
それらすべてをひっくるめてはじめてプロレスの魅力が出ると思う。
アカン…偉そうに語ってしもたわ(笑)
今回も最後までお読み頂きありがとうございました。
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