日本CA、アプリケーション性能管理製品群「CA Wily APM」を発表 | ビジネスブログ

日本CA、アプリケーション性能管理製品群「CA Wily APM」を発表

 日本CAは22日、アプリケーション性能管理製品群「CA Wily Application Performance Management」(以下、CA Wily APM)の最新版を発表、都内で記者会見を開催した。


 今回、日本市場に投入されるCA Wily APMは、「CA Wily Introscope 8」と「CA Wily Customer Experience Manager (CEM) 4.2」で、「CA Wily Customer Experience Manager (CEM) 4.2」は日本市場初となる。「CA Wily Introscope 8」は、いわゆるITインフラを監視する製品で、Java、.NETによるウェブアプリケーション、アプリケーションサーバなどを常時監視する。これに対して「CA Wily Customer Experience Manager (CEM) 4.2」は、エンドユーザーの体感パフォーマンスなどサービス監視を担うもので、トランザクションやウェブサービスの動きをリアルタイムに分析し、レポートする。これら2つの製品は連携することが可能だ。同製品の特徴としては、オーバーヘッドが低いという点、疑似トランザクションではなくリアルなトランザクションを監視、ソースコードの変更が不要などが挙げられる。


 ワイリー・テクノロジー営業本部本部長の脇本亜紀氏は、「(CAでは)今後すべてのビジネスアプリケーションはウェブアプリになると予測しており、可用性をどのように保証していくかが重要。しかし、ここの部分は、業界で軽んじされてきた部分でもある。本番環境の運用を常時監視し予兆を検知した上で、例えば認証が遅いのか、バックエンドの応答が遅いのかなど問題の切り分けが重要になってくる」と話した。販売ターゲットはオンラインバンキングや受発注の基幹システムなどミッションクリティカルな分野となり、JP1、WebSAM、Systemwalkerを補完するものとして提案していくとしている。なお、CEMはカスタマーエクスペアリエンスがいかに収益に影響していくかを訴求していく。


 Introscopeは北米市場での成長が著しく年々倍の成長を遂げているという。6年前はトラブルシューティングなど、いわゆる火消しツールとしてみられていたが、本番環境にけるトラブルを防ぐ予兆検知のツールとして見なされるようになり、標準インフラのひとつとして全社的に採用される段階に入ってきているという。また、近年のサーバーの仮想化の進展を振り返りながら、どの物理サーバで問題が起きているかを把握するのが困難になってくること、SOAの導入状況などが、両製品の企業導入に追い風となるだろうと予測した。


 事例としては、米Alltel社と豪カンタス航空が紹介された。米Alltel社は35州に1200万人の顧客を抱える無線電話サービス提供事業社で、選択された番号には無制限の電話が可能(無料)という通話プラン「My Circle」を提供していた。その番号を顧客はウェブインターフェイスで変更可能だが、このサービスはバックエンドのシステムすべてと連携して稼働しなければいけないので、システムにはかなり負荷がかかる。同社は、このサービスでレベニューを伸ばすことができたが、当初は顧客が番号を入力してサブミットボタンを押しても反映されないなどのシステムトラブルが発生し、どこに問題があるのか分からない状態が起きた。そこでCEMを採用して問題を特定し、主な収入源となっているアプリケーションの月あたりのトランザクション量を400%向上させ、7200万件のトランザクションの監視に成功したという。豪カンタス航空は、売上げの多くがインターネット経由での販売によるもので、ピーク時の使いやすさが求められていた。ここではサーバ側の監視としてIntroscopeを導入、アプリケーションを常時監視してトラブルの事前の予知と問題の最短時間での解決を可能にした。さらにピーク時のロードバランシングに役立てることができたという。


 また会見では、ワイリー・テクノロジー営業本部テクニカル・ソリューションズディレクターの駒林一彦氏が実際のデモを行った。


出典:RBB Today