#20「名誉の代償」

神候補が初めて全員集まっての会談は、最悪の形で終わる。
そして神候補たちは二つの派閥に分裂する。
一方のリーダー格は明日。対するもう一方は、破壊の天使ムニをパートナーとする米田。
学生時代に米田と同級生だった星は、当時の米田とのエピソードを明日に語る。
米田の人物像が次第に明らかとなる一方……
天界では異変が起こり、タイムリミットが近付き始める。

感想(原作未読)

冒頭

自衛隊の銃口に倒れた結糸向。

その姿をみたミライは仲間達にこの場から逃げるように伝える。

混乱の中、米田も結糸の身体を拾い、その場を去ろうとする。

翼でその場を去る米田は自らの腕の中にいる瀕死の結糸を見つめるが、そんな結糸の容体も気にしない様子で結糸に語りかける。

『結糸向、残念だが君はもう助からない』

と言い白の矢で結糸の身体を貫き、結糸の持っていた翼と赤の矢を手に入れてしまう。

ネタバレ感想

なるほどね~!

という感じの回でした。

米田の過去も描かれ、米田我工のパーソナルな部分というのがよくわかった回でもありました。

米田は昔から頭がとても良く、それ故に人とのコミュニケーションが苦手という典型的な陰キャ。

自ら人を遠ざけ、ひたすら勉強と研究を重ねた結果、ノーベル賞など数々の賞を受賞しますが、それ故に人を遠ざけるどころか、かえって世間で目立ってしまい、その苦悩から自ら命を絶とうとしたところを破壊の天使・ムニと出会います。

ムニと出会い、対話をする中で米田はやはりこの世界には神などいないという結論に至り、現在ミライたち神候補達は自らが生み出した幻想に惑わされているだけだという事を伝えたいというのが米田の目的みたいです。

そして自衛隊の銃口に倒れた結糸向を攫い、米田の心酔する中海修滋と共に一旦身を隠します。

これから米田との対話を望むミライと再度落ち合い、対話する流れとなるのではないでしょうか。

またミライに憑いている天使・ナッセの隠された力のようなものも匂わせてきました・・・

意外と米田が思ったよりいいキャラだったので、この後の展開に期待が持てそうです!

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ナッセに他の天使にない特殊な力が存在するというのも明らかになり、いよいよ終盤に向けて動き出した今作ですが、今回一番面白かったのが米田と中海に憑いている闇の天使・オガロとの駆け引きでした。