今年でがんサバイバー4年目に突入しました。

本当は備忘録を兼ねてリアルタイムに書いていこうと思ってアカウントを作ったのですが、がん治療だけでなくコロナもあってバタバタでしていたらすっかり忘れてしまっていました。

仕切り直して、思い出しながら最初から書き起こしていこうと思います。

少しでも参考になればと思います。


取り敢えず、まずはがんが見つかった経緯から。

2020年、コロナの流行が始まり在宅勤務が増えたことで、10月に念願だった犬を迎える事になりました。黒のラブラドールです。

最近は大型犬であっても室内飼育が当たり前。従って四六時中、犬と過ごす生活になったわけです。

犬を飼い始めて2ヶ月程経ったあたりから、時々微熱が出るようになりました。また今まで手が冷たくなった事など無かったのに散歩に出ると手袋をしても冷たく感じるようになりました。

この時点(12月)では「きっと犬アレルギーかも」と思っていたのですが、コロナの影響で初診ですぐに診てくれる病院が無くて検査が延び延びになっていました。

2月も終わりになってやっと発熱外来に行ってPCR検査を受ければ初診でも診察してくれる病院が見つかり、アレルギー検査ができました。結果は、全くアレルギー無し。じゃあ、微熱や寒気は何だろうと思っていると、先生から「アレルギーは全く無いのですが、検査結果の中で気になる数値が出ているので、大至急、いや明日、大きな病院で診察を受けてください。どこの病院でも紹介状を書きます」と。

「明日・・・」と強く言われたので近くの大学病院の紹介状を書いてもらい、翌日、大学病院を受診に行きました。大きな病院のあるあるでしょうが、診察時間前から大混雑。取り敢えず内科の受付を済ませましたが待合室に座る場所も有りません。どうせ呼ばれるには2〜3時間かかるから院内か近隣のコーヒーショップに行っていようと思って歩き出したとき、若い医師(O医師)から名前を呼ばれ「まだぜんぜん診察の順番じゃないですが、先に血液検査をしたいので検査室に行ってください」と指示されました。

大至急大きな病院に行くよう言われた発熱外来、診察の順番が来ていないのに廊下まで出てきて血液検査を促すO医師の行動に「何だろう?」と思いながらも、まだこの後起きること予想していませんでした。