僕はブラッド・ピットを生で2回観た事があります。
一度は忘れもしない初来日の時・・・あれ?タイトル忘れた・・・なんだっけな・・・そうそう

「セブン・イヤーズ・イン・チベット」

でした。
大学生だった僕はスポーツ新聞を読んで歓喜しました。

「ハリウッドの最後の大物 初来日!」

(やべー、成田行こうかな、しかし授業あるしな、これ出席取るからでないとまずいしな)
もう少し読むと

「××日に一般試写会での舞台挨拶が行われる。」

と書いてあるではないですか!!
絶対行く!と意気込んではみたものの場所はどこだ、何時からだろうと詳細がさっぱりわかりません。
ダメもとでと新聞社に電話してみました。

「あ~丸の内ピカデリーだったかな。××時からやるよ。でも試写状もってなきゃダメだけどね」

と親切に教えてくれるではないですが!
とりあえず成田はやめといて試写会場に行くしかない!とそれまでの数日間はワクワクでした。

前日になりピカデリーに行ってみるが、並んでいる人はおらず・・・

(おいおい、気合いがたりね~な~。俺だったら並ぶのにな)

と思いつつ、映画館の受付のお姉さんに
「明日ブラッド・ピットがここで舞台挨拶するんですよね?」と聞いたら
「試写の予定はございますが、舞台挨拶に関してはわかりません」とのお答え。
(何~、新聞社の人にウソつかれたか・・・いやしかし明日また来てみよう)
と次の日の4時間ぐらい前に行ってみました。
すでに10名ほど並んでいます。
聞いてみるとやはり舞台挨拶があるとの事!
僕は来る人来る人一人一人に

「一人ですか?」

と訊きまくりました。
そう僕の作戦は

「一人で試写会に来た人にいれてもらっちゃおう大作戦!!」

だったのです。試写状は一枚で二人は入れますから。
しかし、ブラッド・ピットを生で見れるのに一人でくるような人はおらず、1時間・・・2時間・・・3時間・・・と時間がたっていくではないですか!
いないかなと思いつつ、お兄さんに声をかけてみると

「一人ですよ」

まじっすか~!!!

「あ、あの一緒に入れてもらって良いですか??」

「いいですよ」

なんていい人なんだろう!!

その人に心からお礼言い、一緒に並びながら色々話をしていました。
どうやら友人が来れなくなったとの事。その友人の方に感謝!!
そうやって話をしていると後ろにおばちゃん二人が並び、僕たちの会話に乱入してきました。
なんだこのおばちゃん達はと思っていると、なんと成田まで行った強者のおばちゃん達でした。
話を聞くとブラッド・ピットに抱きついた!と言っているではないですか!うそくせ~!
これ証拠よと渡されたのが、来日した時のスポーツ新聞。

「ブラピの横に半分で写ってるのが私。ごちゃごちゃで大変だったんだから~」

まじですか。うらやましい・・・

そんなこんなで運命の時間になり、どんどんと入場していく。
打ち合わせして僕が先にダッシュで入り、良い席を取るという事になった。
まあそこそこの席を4人分確保したが、全然こない・・・何をしてるんだろう・・・とその時ふと一番前の席を見ると三つに分かれている真ん中のブロックの一番端っこにポツンと空席らしきものが目に入りました。

もしかしたら空いてるかもと思って訊いてみると、

「空いてますよ~」

ラッキー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

そう僕は真ん中のブロックの一番前の席をゲットできてしまったのです!!

お兄さんとおばちゃん達はというと僕が取っておいた席とは全然違う場所に座ってました。
とりあえずこれで良しとました。

上映時間が迫ってきました。
ふと舞台袖の隙間をのぞいていると身長の高い金髪の人がいるではないですか!
まぎれもなくブラッド・ピット。
隣のお姉さんに教えてあげて、ちらちらと見えるブラッド・ピットをずっと見てました。

そして、おすぎ登場!!
「あなたたちラッキーね!!」みたいな事を言っていたような気がします。
そして登場してきました!!

キヤー!!!!!!!!!ブラピー!!!!!!!!!!!
かっこいいい!!!!!!!!キヤー!!!!!!!!!


と真っ黄色な声が怒濤のように飛び交います。
僕はというと拍手しながら呆然と見入ってしまいました。
ここまでかっこいい人間がいるものなのかと。

落ち着いてきたあとおすぎが

「美しいわね~」

と言っていた。おいおいと思いましたが、いや確かにその言葉にしっくりくるぐらいかっこよかった!

舞台挨拶が終わり、待っていたものは地獄のような時間でした。
なにせでっかいスクリーンの一番前です。
文字通り見上げるようにスクリーン全体を見るために首を動かし、目を動かし映画を観ていました。

く、首が・・・姿勢が・・・目がつかれる・・・

映画はとても良かった。しかし観た環境は最悪でした。
しかし、一番前の席を取れてよかった・・・

映画終了後、おばちゃん達と合流し話をしてみると、あなたがどこだかわからなくなっちゃったからここでいいかって座っちゃったのよって言ってました。
そしておばちゃん達は、明日ブラピがホテルから出てくるのを待つんだそうで、誘われましたが授業があったため断りました。
どこからそんな情報を仕入れてくるのか・・・すごいおばちゃんたちでした。

翌日、めざましテレビを見てみると、拍手している僕が写っているではないですか!!
そう一番端っこだったためカメラに写っていたんです!

めざましテレビ 主演:ブラッド・ピット 共演:とおる

この時僕がハリウッドデビューを果たし、夢の共演を果たした瞬間でした。


その後、ブラッド・ピットの幻の初主演作と言われた「リック」という映画の初日にチネチッタに並びに行くと、一緒に入れてくれたお兄さんがいました。

「やっぱりきましたか~」

と当時の話に盛り上がりました。

ん~いつまでも色あせないこの記憶・・・
勉強もこれぐらい頭に入ってくれるといいんだけどな・・・

あとで買い集めて保管してある来日時の全種類のスポーツ新聞を読んでみようと思います。