釜石市と言えば、「釜石観音」「新日鉄釜石」といったところが有名でしょうか?


シープラザ(地元特産品のお土産店や展示即売会場)に新設する、郷土資料館。


釜石には子供の頃、ボーリング場に遊びにきた記憶があります。


車の免許のペーパーテストも、ここに受験しに来たような…。



さて、「郷土資料館なんてあったっけ??」とさっそく覗いてみました。


入場料はもちろん無料


serenade IWATE   ~Welcome to my sweet home town~ -資料館

見てびっくり‼こんなところからも、歴史資料が発掘されていたなんて!?


serenade IWATE   ~Welcome to my sweet home town~ -土偶 serenade IWATE   ~Welcome to my sweet home town~ -土器

※資料館の方に、撮影許可を頂きました。


土偶と縄文土器ですよ。こんな身近に、リアル土偶を見られるなんて、知らなかったサーチ


子供の頃に見に来ていたら、「土偶」と「はには」の区別もしっかりついたのになぁ…。


お近くのお父さん!お母さん!是非お子さんを連れていってくださいっ、貴重ですよ‼




釜石から宮古へ戻る途中、大槌町の浪板海岸に立ち寄りました。


リアス式海岸は、地形が入り組んで海岸ができているため、比較的波が穏やか。


浪板海岸においては、引き波がなく、寄せ波で有名な海岸。


震災前は、サーフィンを楽しむ人たちも多くみられましたが、


あれ以降はぱったり…汗


serenade IWATE   ~Welcome to my sweet home town~ -波板1

それもそのはず。


国道に面しているこの海岸。


道と海岸を仕切る鉄格子も、津波になぎ倒されて、このとおり。


serenade IWATE   ~Welcome to my sweet home town~ -波板2

遠くに見える防壁も、津波で粉々。


決して良い気持ちで遊べる状況ではありません…。


serenade IWATE   ~Welcome to my sweet home town~ -波板3

でも、やっぱりきれいだと思いませんか?この風景。


沖縄やハワイやグアムの、あのエメラルドグリーンの海と、そこを泳ぐカラフルな魚たちも


すてきですが、北の海の、ふかーぁい青というか藍というか。


そして向こうに見える空と海の間の色をした陸と。


幻想的な雰囲気が、私は好きです。


この海にも、また沢山の人が帰ってきますように・・・。




話題の「あまちゃん」の舞台となる、岩手県久慈市。


そこから国道45号線を南下すること約1時間ほど。


田野畑村の道の駅-。



小さな売店が道に面していて、ドライブの休憩に立ち寄った人々を温かく迎えてくれます。


serenade IWATE   ~Welcome to my sweet home town~ -田野畑

小腹の空いた方は、是非「鴨田ダシらーめん」をご賞味ください。


薄いしょうゆ味のさっぱりしたラーメンですが、鴨ダシが効いたしっかり味。


三陸産の歯ざわりの良いワカメのトッピングが嬉しいラーメン

serenade IWATE   ~Welcome to my sweet home town~ -ラーメン

すぐそばに、「しいの大橋」という橋がかかっていて、そこからの渓谷の景色もなかなか凄い!

serenade IWATE   ~Welcome to my sweet home town~ -しいの大橋 serenade IWATE   ~Welcome to my sweet home town~ -渓谷

※田野畑村HPより※「思惟の大橋」の由来

暮らしを、生き方を、未来を考え、…思考し、意志と知力で人間を鍛え、明日を切り開いていく村民の願いと気持ちをこめて命名された橋




さて、田野畑村を後にして間もなく20分程度。


日本三大鍾乳洞の一つ。岩泉町の龍泉洞へ向かいます。


ジブリ映画の背景にもなりえそうな山々の中、それはありました。


鍾乳洞内に入る前から、その雰囲気を楽しみます。


serenade IWATE   ~Welcome to my sweet home town~ -ニジマス

serenade IWATE   ~Welcome to my sweet home town~ -川

ほとりの川沿いの遊歩道や、池に泳ぐ大きなニジマス(おそらく?)。


さあ、受付をしていざ鍾乳洞内へ…‼

serenade IWATE   ~Welcome to my sweet home town~ -受付 serenade IWATE   ~Welcome to my sweet home town~ -入口

serenade IWATE   ~Welcome to my sweet home town~ -気温

もともと山間の土地なので、夏の時期に比べれば22℃と気温は低めですが、


洞窟内はさらに、とてつもなくひんや~り雪の結晶


serenade IWATE   ~Welcome to my sweet home town~ -湧き水

さすが、水処「龍泉洞」。ゴウゴウと音を立てて水が湧き出ています。


serenade IWATE   ~Welcome to my sweet home town~ -長寿の淵 serenade IWATE   ~Welcome to my sweet home town~ -底

真っ暗な洞窟の中、ライトに照らされ、青々しい深水が浮かび上がって見えます。


神秘的な景色、本当に感動します‼


間もなく寒い季節に移り行きますが、岩手の夏には一番良い観光スポットと言えるでしょう。


龍泉洞の水を、お土産に買って帰りました音譜

県庁所在地、内陸部の盛岡市から、沿岸部宮古市まで、岩泉経由で来ることも可能です。


これからの時期は紅葉を楽しむこともできると思います。


県外の方も、県内にお住まいの方も、まだ行ったことのない方は、


一見の価値がはありますよ宝石緑
















本州最東端に位置づく、岩手県宮古市。


リアス式海岸が美しい、海に面した自然豊かな町。


陸中海岸国立公園に指定される真崎海岸は、


東日本大震災の津波被害が大きく、道の一部が通行止めになって、


あれ以来かつてのような海水浴場としての賑わいを失っています。



けれど、岸壁では漁師さんたちが昆布漁を再開し、


解禁日にはウニやアワビ漁も行っています。


釣りを楽しむ人たちも沢山いるようです。

serenade IWATE   ~Welcome to my sweet home town~ -ビーチ

リアス式海岸の入り組んだ地形が綺麗で、砂浜に寄せては返す波も穏やか。


画像右上の松の木々が並ぶ山(?)には、ニホンカモシカが時折姿を見せることもあります。


来年の夏には、昔のように海水浴を楽しむ家族連れや若者たちの姿が見られるといいな…。


展望台のある裏側は、津波が地形をえぐり取り、展望台までの道も削られてしまいました。


砂浜には降りられませんが、恋人たちが車を止めて沈む夕日を眺めれば、


きっと素敵なデートになるのでは…。

serenade IWATE   ~Welcome to my sweet home town~ -真崎

真崎海岸で昔からよく見かけるハマナス。


ピンクや白の花と、オレンジの実をつける、かわいらしく色彩鮮やかなバラ科の植物。


南国の海の「ハイビスカス」に負けない、北国の海の「ハマナス」。雰囲気、あります。

serenade IWATE   ~Welcome to my sweet home town~ -はまなす

渡辺真知子さんの「カモメ~がとん~だ~♪」でおなじみのカモメ。


真崎海岸でも沢山見られます。


三陸の海を背景に、岩場にとまる一羽のカモメが、なんとも絵になる。

serenade IWATE   ~Welcome to my sweet home town~ -ウミネコ

真崎海岸から田老漁港へ向かう道の途中に、左手に山王岩が見られrます。


50mほどの男岩が、女岩と太鼓岩と並びます。


serenade IWATE   ~Welcome to my sweet home town~ -山王岩

あの大津波でも、倒れずそびえ立っていたことに驚きます。


山王岩の魅力は、岩その物よりも、向こう側の入り組んだ地形と重なる景色や、


展望台(駐車場)から見た、松の木々から垣間見る景色。


それでいて、上から眺めた海の色が、少し違うのが分かりますか?


深い藍色と緑がかった青と言えるでしょうか。


一枚の絵にしたくなるような風景です。



真崎海岸に隣接した沼の浜キャンプ場。


こちらも津波で流され、閉鎖状態。


昔は地元の小学生たちが、毎年そこの砂浜で、「砂の芸術」という学校行事を行い、砂像を作りました。




家族と、恋人と、友人と…。


沢山の人に、この海へは帰ってきて欲しいです。

この夏もまた、岩手に帰省しました。


私が子供のころ育った町は、無くなったまま。


何かができたわけでもなく、何かが生まれ変わったでもなく、


昔は住宅街だった場所には、ただただ青々とした草が生い茂っていました。


強いて言えば、自然に生えたのか、人の手で植えられたかはわかりませんが、


かわいらしいヒマワリが、たくさん花を咲かせ並んで揺れている光景に、


心癒されました。



十何年ぶりに、かつては日本一と称された防波堤に上ってみました。


遠くで青々とした海が穏やかに波立ち、水面がキラキラ光を反射しています。


この海が、この防波堤を乗り越え、私たちの町をすべて飲み込んだなんて、


いまだに想像もつきません。


町の再生について、予ねて続いた議論は、高台移住で決定したとのこと。


山の斜面が削られて、新しい土地の開拓も始まっていましたが、


実際に町の人たちが元の生活を取り戻すまでには、まだまだ時間がかかりそう…。



故郷を離れてもう13年が経ちました。


ただただバカみたいに都会に憧れ、「こんな田舎、なんにもない」と文句を言い、


高校卒業と同時に、この町を去りました。


大学生活を東京で暮らし、就職で配属された名古屋で暮らし、転勤で静岡に暮らし…。


そこには、かつて幼い私が憧れたほとんどのものがありました。



けれど、その溢れるものや場所の中で生活しながら、


今になって気付くこともあります。


Tシャツのままドブンと潜った綺麗な海や、山ブドウを摘みながら駆け回った野山。


山で拾った胡桃や栗、婆ちゃんのよもぎもち。


子供の頃に死ぬほど食べた、父が採ってきた新鮮なウニやアワビやイクラや。


夕飯に、畑にいって引っこ抜いたネギやじゃがいもや白菜や。


近所の人が育てて分けてくれたお米や。


私の育った町には何もなかったのではなく、すべてがそこにあったのではないかと、


少し大人になって世の中を知った私は、つくづく思うのです。




東日本大震災のあと、至るところで「復興」という言葉を聞きます。


響きは格好いいですが、実際個人にできることはほとんど無く、


「復興させたい」という希望と、「復興させられる」という現実には


あまりに大きなギャップがあり…。


都会での仕事をやめて、復興のために地元に帰った友人知人も何人かいますが、


震災の影響で怪我をしたり病気になったりした親や身内の介護と、


そしてまた自分の仕事探しに追われ、


復興のために帰ったはずなのに、何ができるのか、


日々模索しながら暮らす毎日なのだそうです。




今、自分ができることって何でしょう。


自分も深く考えました。


そして、考えながらいつのまにか2年以上が経ちました。


自分ができることって、ひとまず行動することなのかなって、


何となく自分なりの結論が出せました。


私が気付かされたように、


素晴らしい私の故郷を多くの方に知って頂くべく、


「被災地」としてではなく、純粋な魅力ある土地として、


私が知り得るすべてを発信していきたい。


それが巡り巡って、被災地への何らかの貢献につながったとき、


初めて私たちが「復興」を実感できる日となるのかもしれません。


その日を夢見て、今、また新しい人生を歩みだします。