こんにちは。
ヤマダです。
今回は、僕が読んできた中で良かった経済系の本を紹介していきます。僕は大学院で経済学を研究していました。前期課程で修了はしましたが、そのあとも経済の本は読み続けてきました。多少専門的な本も中にはありますが、経済を学ぶことで、現在を生きる上で役に立つ知識が身につきます。
①学力の経済学
この本は、学力や教育というものを経済学的に分析した本です。この本を読むことで、本当に子どもに対して効果がある勉強法について知ることができます。
成績が悪いのは子供の勉強時間が足りないせいだと思われるかもしれませんが、遺伝や友達との関係など、一見勉強に大きな影響を与えそうにないものが、大きな効果を持っていることが分かります。その他にも、学力を伸ばすための褒め方、少人数制の効果など、学力に何が影響を与えているのかが分かります。
②ウォール街のランダム・ウォーカー
この本は投資についての本なので、厳密には経済というよりも、お金の本として取り扱うべきかもしれません。ただ、効率的市場仮説といったような、投資の中でも経済的な話題が多いのでお金系ではなく経済系に入れました。
この本を読むことによって、チャート分析やファンダメンタル分析ではなく、インデックス投資が投資初心者にとって王道なことが分かります。この本にはおススメのETFなどものっているので、投資する際のバイブルになります。
ただ、分厚い本なので気合を入れて読む必要があります。手軽にインデックス投資のことを知りたいのであれば、お金系で紹介した本を参考にしてみてください。
③スティグリッツ 入門経済学
入門編の経済学の本と言えば、「マンキュー入門経済学」が有名です。ただ、個人的にはスティグリッツ 入門経済学をおススメします。
スティグリッツは現在の経済学に批判的な経済学者の一人であり、今の経済の矛盾や限界を鋭く突いてきます。また、情報の非対称性といった、オーソドックスな経済学の教科書では触れていないトピックスも豊富で、本格的に経済学を学びたい人におススメです。
④格差社会
多くの人は見過ごしているかもしれませんが、今の日本は立派な格差社会です。金融資産をたくさん持っている人は最近の株価の上昇で儲かっていますが、収入の大部分を給料に頼っている中小企業の労働者は経済的に苦しくなっています。
この本が出版されたのは2006年で結構古い本ですが、日本の現状を鋭く突いていて、このまま格差が進めばどんな社会になるか、想像させる内容です。
著者は経済学者なので、格差の対応には政策に言及する内容が多いです。そのため、この本に書いてある内容を僕みたいな一般人がどうにかできるわけではありません。ただ、日本の現状を知ることができる本としておススメです。
今回は、経済系のおススメ本を4冊紹介しました。経済の知識を仕入れることで、今現在、どんな手段を取って豊かになっていくか、大きな指針となります。