今日、家に帰ると、荷物が届いた。

大阪に住んでいる、母 からだ。


毎月一回栄養のあるものをと俺のことを思って、

風邪薬や調味料、卵、野菜、
お菓子、春雨、インスタントの味噌汁などなど。


一ヶ月ほぼ困らないぐらい いつも、食料を送ってくれる。

もちろん当たり前に思ってるわけではないんだ。

だけど、どこか、それが、
僕の中で当たり前になっていたのかもしれない。




母 のことを思うと、笑顔よりも、泣いてる顔をいつも思い浮かぶ。

父 のことを思うと、笑顔よりも、怒っている顔をいつも思い浮かぶ。


今も、これまでも、どれだけ、
無償で 僕に尽くしてくれてきたかわからない。

20歳ぐらいまでかな。

本当に今と想像が付かないほどの 反抗期。
弟の分までも全て受け継ぐかのように 反抗期。


家に帰らない。帰れば、喧嘩。
罵声。寝る。学校行かない。
深夜徘徊。路上。捕まる。

ご飯も 家族で食べたことは 高校に入ってほとんどない。


もうね、本当に、未だに何度謝っても、
許されることではないぐらいに 迷惑かけたと思ってる。

何度 傷付けたかな。
何度 泣かせたかな。

本当に 数え切れないと思う。

思い返せば 思い返すほど
後悔ばかりの あの時。





荷物が入ったダンボールを開け、
一つ 一つの 食材や素材出して冷蔵庫に大切に、仕舞う。

「こんなの入れたら喜ぶかな。」なんて考えながら
ダンボールぎっしりに詰め込んでくれてるミルキーが大好きな母の姿や
笑顔が浮かんで、なんだか、涙が止まらなくなった。


嬉しいだけじゃ 表せない感情が溢れ出した。


なんか 胸や喉の奥の方が、ぎゅーってなる感じ。




今は一年に一度ぐらいしか会わない 母。
いつもライブに来てくれる 父。

いつも僕の一番の 味方 は貴方です。


俺はいつ 親孝行できるかな。


本当に いつも いつもありがとう。



もっともっと頑張らなくちゃ。

いや、もっともっと楽しまなくちゃ。


一日でも早く夢を叶えることが俺の親孝行なんだ。

そして、また家族みんなでご飯食べれたな。なんて。

って思った一日。


明後日からのライブ。



本当に楽しめそう。

誰かの為に 歌うことができるかな。

誰かの背中を 押す歌を歌うよ。


そうやってきたじゃないか、


やっていくだけだよ。




僕らは 優しい人に支えられて


いつの間にやら 誰かの分まで

生きなきゃ いけない気がするけど。



汗も涙もひとり分しか流せない。


だから 自分の思うように、


僕が今出来ることを。





みんなもいつもありがとう。



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