きのう10月9日(火)、UKに来て初のライブを堪能しました。
 なんと、我がふるさと、大阪が産んだ伝説的なガールズ・ポップ・バンド「少年ナイフ」が、ヨーロッパツアーでカーディフにやってきたのです!
 はるばる来てはるんやから、と、同じ寮に住む日本人の留学生(26歳)を引き連れ、中心街にあるライブバーに出かけました。

 少年ナイフは1981年結成で、昨年30周年を迎えました。結成メンバーの山野直子さん(ボーカル・ギター)が率いて、90年前後から海外も精力的にツアーしています。「ニルヴァーナ」のカート・コバーンら、多くの欧米のオルタナティブ系ミュージシャンに愛され、海外にも多くのファンがいます。カーディフには昨年も来ていて、なんと4年間で3回目の公演になるそうです。

 午後9時すぎに着くと、すでに前座バンドの演奏は終わっていてグッドタイミング。「少年ナイフ」の3人がステージに現れると、会場は大熱狂。初期パンクサウンドに忠実ながらも、欧米の女性には出せない「女の子」テイストが加わった、ソリッドでカラフルな万華鏡のようなサウンドで、カーディフの観客を魅了しました。

少年ナイフ・ライブ

 「コブラvsマングース」「Bear Up Bison」、懐かしくて良かった~ 屈強そうな男性が首を振りながら踊りまくっているのが印象的でした。

 公演後は、3人自らCDやTシャツなどのグッズを即売し、ファンとのフォトセッションを繰り広げました。私も、新作アルバム「ポップ・チューン」(£10=約1300円)とTシャツ(£15=約1950円)をお買い上げ。だって、ライブのチケット£10だけじゃ申し訳なくて。

  新作にサインもしてもらって、記念写真もばっちりポーズを決めてもらって。大満足!

 余韻に浸りながら、きょう昼食後に中心街を歩いていると、一人町歩きをしている直子さんを発見! 声をかけると、「今日の公演先のブリストルまではクルマで1時間なので、ちょっと観光中。きれいな街ですね」とのこと。カーディフや大阪地元話を立ち話しして、お別れしました。いやあ、本当にかわいらしい方でした。

  どんなサウンドかは、BBC Radio6のスタジオセッションをお聴きください。
http://www.bbc.co.uk/programmes/p00z9l7k

 「少年ナイフ」がロックファンにとって、どれだけすごい存在か。それはこのBBCのサイトで読んでみてください。
http://www.bbc.co.uk/programmes/b01n21cw
 The hardest working ladies in pop punk are back in session tonight! Must be Shonen Knife! ってあるけど、本当なんですよ。だって、今回のツアースケジュール、26日間で23公演! 7日からはオフなしで13日連続なんですから。直子さん、りつこさん、えみさん、くれぐれもお体を大切に!