私はよく『リーダーシップ』というタイトルで講演を受けます。
 
 先ず、「リーダー」と辞書で引くと
 「リードする人」
 「集団を率いる人」とあります。
 
 ということは、「リーダー」とは、
 必ず下につく人がいなければ成立しないことになります。
 いわゆる「上司」と「部下」という人間関係です。
 
 そうなるとお互いの立場や人間性を理解していないと当然に摩擦が生じます。
 
 「リーダー」は「俺はリーダーなんだという立場と意味」を理解すること
 「部下」は「リーダーを尊敬してついていくんだ」という関係が
 必要になってきます。
 
 それには、上司は「本当のリーダーの意味」を理解しなければ
 リーダー失格です。
 
 「知る」と「理解」するでは、全く意味が違います。
 ようするにリーダーは深く物事を考えることを習慣化しなければいけません。
 
 「知識」に汗をかくと「知恵」になります。
 「リ-ダーの語源」を調べると「人の前に立って先に死ぬこと」とあります。
 
 ということは、他人のために死ぬ覚悟を持つということは、
 「卑しい考えの人や自己犠牲を嫌う人はリーダー不適格となります。
 
 今の経営者は、これに照らすと不適格者がひじょうに多いですね。

 リクルート社が「上司に求めるもの」というアンケートの結果


  リーダーシップ 15%
  責任感 15%
  尊敬できる仕事ぶり 14%
  自分への仕事の評価 12%
  自分への人間としての評価 11%
  深い知識と経験 11%
  余裕 10%
  人柄 10%
  外部からの賞賛 2%
 
 というのがアンケート結果です。
 
 私は当然に上記アンケートも然りですが、
 「嘘をつく」
 「相手の弱い立場を利用して自分が優位に事を計ろうとする」
 「手のひらを返したように悪口をいう」
 という経営者が多いので、これだけは注意をしてほしいと思う。
 
 ようするにリーダーとは
 「人格が優れていて、責任感、正義感、勇気を持っていること、
  統率力、包容力、行動力、判断力に長けた人で、
  ある目標を成就するためになら報酬以上の仕事をする習慣を身に付けた人」
 のことを云うのです。